歌舞伎評論家の犬丸治氏は「残念としかいいようがない。歌舞伎の中の鎮守の森ですから」という。井上貴博アナが「どんなときでも取材に答え� 一番上手い歌舞伎役者とは?実力がある俳優を挙げてみる。 実力がある俳優を挙げてみる。 2018/05/02 - 歌舞伎の楽しみ方 歌舞伎 市川海老蔵さんの演技の評価についてまとめてみました。歌舞伎役者として大活躍の市川海老蔵さんですが、俳優としてはかなり評価が低い。たった一つの大きな理由が関係していました。「おんな城主 直虎」では織田信長を演じる市川海老蔵さん。前評判はいいのですが・・・。 最近、歌舞伎役者をバラエティ番組やドラマなどでよく見かけるようになりましたね。今回はこの歌舞伎役者の屋号や格付けランクについてお話します。 舞台の歌舞伎役者に掛け声をかける、なんと100種類くらいあるともいわれています。歌舞伎役者の名前と違っていたりしますから、正直よくわからないです・・・ しかし、現在はその格付けのランクのようなものも、だいぶ薄れてきたようです。それでは有名歌舞伎役者さんの屋号などの紹介をしていきましょう。 市川海老蔵は、「おーいお茶」のCM、2016年には自身出演の歌舞伎舞台「石川五右衛門」のテレビドラマ放送、2017年4月29日公開予定の映画『無限の住人』映画出演など大活躍しています。お父さんの市川團十郎は、十二代目の「市川團十郎」です。こちらの親子は、「成田屋」という屋号でその歴史は一番古く江戸時代から、歌舞伎世界での屋号の始まりといわれています。子に恵まれなかった初代團十郎が、成田山に子宝祈願をし、二代目団十郎を授かり健やかに成長したことを感謝し「成田不動明王山」を上演したころとこれが大当たり!たくさんの賽銭が投げ込まれ客席からは「成田屋っ!」という掛け声が上がったといわれています。歌舞伎界での格は基本的にはなく、屋号と名跡で決まるそうですが、一般的に一番歴史の古い「成田屋の市川團十郎」が別格の格式とされています。 NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の今川氏真 役として出演している今注目の人気歌舞伎役者。「音羽屋」も江戸時代から続く名門で、基本的には格付はないとされていますが「成田屋」と同格の格式。 「下町ロケット」でブレイク中の尾上菊之助も「音羽屋」です。父は人間国宝の7代目尾上菊五郎さらには妻も、人間国宝である二代目中村吉右衛門の娘。というサラブレッド一族です。7代目尾上菊五郎、その息子の尾上菊之助は女形・立役の両方を演じています。  2017年1月より放送中の「カルテット」に出演している女優、松たか子の父親の松本幸四郞、市川染五郞は有名ですね。成田屋と高麗屋は弟子筋にあたり、成田屋で跡取りに恵まれなかった時、高麗屋から養子を入れています。市川海老蔵の祖父、十一代目市川團十郎は成田屋に養子として入った高麗屋七代目幸四郎の息子なんです。そのことから、高麗屋は松本幸四郎を名乗る前に市川染五郎と襲名するスタイルになっているみたいですね。親子でも松本、市川と苗字が変わっているのは言われてみれば!と自然になじんでいましたね。 奥さんは女優の三田寛子で、顔を見たら分かるくらい一般人にも広く知られている歌舞伎役者です。成駒屋は中村歌右衛門が最高の位置である「止め名」ですが、2001年に六代目歌右衛門が亡くなってから空席になっていますが、それに次ぐ大きい名の「芝翫」を2016年襲名しました。八代目中村芝翫を襲名した際に、3人の息子たちも四代目中村橋之助、三代目中村福之助、四代目中村歌之助を襲名しこれからの活躍に注目されています。 関西を中心に活動する成駒家。祖父は人間国宝の坂田藤十郎(85)、父は中村鴈治郎(57)。壱太郎さんが2013年にパーソナリティを務めていたラジオ番組に、「君の名は。」の新海監督がゲストで招かれ、そのつながりで「君の名は。」の主人公「宮水三葉」が巫女の踊りをするシーンの踊りを作るオファーが来ました。壱太郎さんは新海監督のファンだったのだとか。 兄弟の父親、十八代目中村勘三郎が世界的にも有名な歌舞伎役者ですが、2012年に亡き後二人の息子たちが頑張っています。中村屋の歴史は古くなく、もともとは江戸時代に猿若勘三郎が開場した歌舞伎芝居小屋(江戸三座)のなかでも最も古い「中村座」が由来です。屋号ではなく歌舞伎役者の名跡となっていて、長い間襲名者がいない「預かり名跡」となっていたものを十七代目勘三郎が襲名する際に復活させた屋号です。2017年2月には、中村勘太郎の二人の息子5歳長男・波野七緒八と2歳の次男・波野哲之が「門出二人桃太郎」で初舞台を踏みニュースでも話題になっていましたね。 中村隼人さんは、イケメン俳優で2016年放送ドラマ「せいせいするほど、愛してる」久野淳志役で出演していました。中村獅童さんは、出演ドラマや映画をみるとその数がスゴイ!実力派俳優でもある歌舞伎役者です。萬屋は播磨屋から独立した屋号なので新しい屋号です。 2016年に藤原紀香さんと結婚しテレビ番組やドラマ勇者ヨシヒコと導かれし七人、2016年の大河ドラマ『真田丸』大谷吉継役でも大活躍している歌舞伎役者です。松島屋は関西を中心に活動している屋号です。愛之助さんは、もともと大阪出身の一般人でした。 市川猿之助さんは、2016年公開映画、「超高速!参勤交代 リターンズ」徳川吉宗役。俳優としても沢山のドラマや映画に出演しています。香川照之(市川中車)さんは俳優としてテレビドラマや映画、半沢直樹の大和田暁役など迫真の演技力が有名な役者ですね。澤瀉屋と成田屋は同じ市川一門でした。それから自ら芸を磨き上げ、20年後に破門を解かれた頃には番頭格となるほど腕を上げていました。初代猿之助は20年間「猿之助」を過ごし、九代目市川團十郎が亡くなった後、襲名したのが「二代目段四郎」。12年を「段四郎」と名乗り、最高地位の「名止め」となったが、「猿之助」の名前に愛着があり、世代に交互に受け継ぐ「猿之助」「段四郎」の二枚看板の澤瀉屋となりました。市川猿之助さんと香川照之さんは、血縁的にいとこ同士となりますが、香川さんが1歳の時に父である二代目猿翁が家を出ていき3歳の時に両親が離婚しています。なので、歌舞伎界とは無縁の世界で育っていたのですが、長年の確執を乗り越え40歳を過ぎた2012年に歌舞伎界にデビューしました。香川さんには長男である五代目市川團子(政明くん)に「猿之助」の名を継がせたいという思いがあって歌舞伎界へ入ったそうです。 意外とつながりのある家柄が多く、親戚だったり養子だったり弟子関係だったりとなかなか濃いものですねー!好奇心の塊。オス。好奇心の塊。オス。 歌舞伎役者で構成される日本俳優協会の役員にも、海老蔵さんの名前はありません。それはまだ『團十郎』ではないから。あくまで修行の身です。歴代を見ても團十郎になるまでには時間がかかる。海老蔵から團十郎になるまで、30年、50年とかかる場合もある。それほどの存在なんです」 誰の演技が一番上手いのか? 格付けやランキングはどうなのか? ということを気にして歌舞伎を見るのもいいのですが、 自分の好きな歌舞伎俳優を見つけると、歌舞伎を見るのがもっと楽しくなりますよ。 兄弟で屋号がちがうってどういうこと? 歌舞伎役者の中には兄弟でやっている人も多� 歌舞伎役者はそれぞれ屋号によってここではそんな屋号に関する内容を紹介します。目 次歌舞伎役者にとっての屋号とは、わかりやすく言えばその現在活躍している役者「「市川」なのに、なぜ「成田屋」なのかというと、市川團十郎家の祖先が成田不動尊を信仰の対象として崇めていたことから「成田屋」とつけられたのです。ちなみに「名跡にはその名にふさわしい役のイメージがあり、「市川海老蔵」であれば、勇壮で力強い荒事が連想されます。屋号や名跡など、一般社会とは違う独特の決まりがある歌舞伎役者の社会のことを「歌舞伎の屋号には格付けやランクの違いがあるのでしょうか?一般的には歌舞伎役者の系図を見たときに、歌舞伎の格の高い家をあげてみると、といったところになります。しかし、個々の役者の格付けという点で考えると、必ずしも屋号できまるわけではありません。名門の家系に生まれたことで、子供のときから歌舞伎役者としての英才教育を受けることができ、早く舞台に立つことができます。これは歌舞伎役者として成功するためにはとても重要な要素ですが、歌舞伎も興行である以上、お客さんを集めることができる役者であることが、いい役をもらえて、格付けも高くなるということです。歌舞伎役者の格付けを考えるならば、その屋号だけで決まるのではなく、現在の主な現在の歌舞伎役者を格付けしたランキングではトップは誰になるのでしょうか?人気や知名度だけでなく、家柄やキャリア、実績、地位なども含めたランキングで紹介します。1位:坂田藤十郎以上、いかがでしょうか?このランキング以外にも、イケメンとして人気がある誰の演技が一番上手いのか?歌舞伎役者の中には兄弟でやっている人も多くいます。ところが、どうしてそんなことが起こるのかと言えば、歌舞伎役者の家では名跡を継ぐべき子供がいないときは、他の歌舞伎役者の家から養子をもらって跡を継がせることが多いからです。たとえば、これは先代の吉右衛門家に跡を継ぐ男の子がいなかったので、吉右衛門の娘が八代目の松本幸四郎に嫁いで、生まれた二人の男の子のうち、次男をまた、松本幸四郎家は市川團十郎家と歴史的に養子のやりとりをするなど関係が深いものがあります。父親は「高麗屋」の松本白鸚であるにもかかわらず、息子である現在のこのような場合に同じ屋号の親子で姓がちがうということがおこります。また、その他の歌舞伎俳優の屋号一覧は、こちらのページを御覧ください。歌舞伎の大きな特徴に観客が叫ぶかけ声があります。これは初めて歌舞伎を見る人は、突然後ろから大きな声で叫ぶ人を見てびっくりするかもしれませんが、これは歌舞伎を盛り上げる要素の一つです。何を叫んでいるのかというと、「などと他の演劇やミュージカルなどでは観客が舞台中に大声を出すなどとんでもないことですが、ただし、実際にかけ声をかけているのは、何度も来ている常連さんがほとんどです。彼らは絶妙のタイミングでかけ声をかけ、芝居を盛り上げるのに一役かっています。歌舞伎歴の浅い人や初心者の場合は、よほど慣れるまでは遠慮しておいたほうがよさそうです。歌舞伎役者の世界では、格付けの高い名門の屋号を持つことで役者の格付けでも有利になることは間違い有りません。しかし、屋号や名跡に見合う格をもった役者さんこそが、大向こうのかけ声をかけられるのにふさわしいのですね。こういうことも知った上で、歌舞伎の世界をぜひ楽しんでください。歌舞伎好きのための歌舞伎情報サイト© 歌舞伎の達人