身近に潜む危険な生き物から、世界各地の珍しい危険な生き物まで...。人にとって危険となりうる生き物たちを紹介するサイトです。 ニホンザルといえば、昔話にもよく出てくるくらい我々日本人には馴染み深い動物ですよね。猿回しの芸を見たり、テレビで温泉につかっている姿を見たりと愛らしいイメージもありますが、野生のニホンザルは危険な一面もあるのを忘れてはいけません。現に、観光地で女性や子供を襲うこともあり、群れから離れたオスザルが街中に出没してヒトを襲い騒ぎになることもありました。今回は、 目次  ニホンザルは、学名は「Macaca fuscata」で、英名は「Japanese macaque」や「Japanese monkey」 です。 ニホンザルの分布域は、北海道と沖縄を除く日本全土です。最北の生息地は青森県下北半島で、人間を除いた霊長類では最も北に生息していることでも知られてますね。ちなみに、積雪地帯のサル世界的にも珍しく「snow monkey」と呼ばれ、世界中で人気があります。 ニホンザルには、本州・四国・九州に分布しているホンドザルと、屋久島に分布しているヤクシマザルの2種類がいます。基亜種のホンドザルと、亜種のヤクシマザルは、17~18万年前に分かれたとされます。 ニホンザルの生息地は、常緑広葉樹林や落葉広葉樹林で、特定の巣は持たず毎日休む場所が変わります。昼行性なので、群れは日中の間、決まった範囲をぐるぐる回っています。ただ、積雪地帯で生息しているニホンザルは、吹雪の時は移動せずにじっとしています。 ニホンザルの1日は、朝起きてから夜寝るまで、食べる→休む→移動をワンセットにして2~3回ほど繰り返しています。 ニホンザルの体長は45~70㎝で、体重はオスが6~18kg、メスが6~14kgです。東北地方や中部地方の寒冷な土地では大型になる傾向があります。被毛も、寒冷地では長く、量も多いようですね。 被毛の色は、背面は赤褐色や褐色、腹面は灰色です。顔やお尻には被毛がなく、赤い肌が露出しているのが特徴的ですね。ヤクシマザルの被毛は長く、色は暗褐色となります。 オスは犬歯が発達しており、嚙む力も強いです。幼獣は被毛の量が多く、成長とともに密度は低くなります。 味覚は優れていて、一度食べたものは、味だけでなく、食べた場所・食べた時期も忘れないと言われています。甘味にも敏感で、その点も人間に似ていますね。学習能力は高いとされ、幼稚園児程度の知力とされます。 ニホンザルは植物食寄りの雑食です。果物・葉・芽・草・花・種子・キノコ・昆虫などを食べています。最北の生息地である下北半島のニホンザルは、食べ物が少ない時期には、樹皮・海藻・貝類なども食べますね。ヤクシマザルは、カエルやトカゲも食べています。 ニホンザルは獣の肉を食べるのか気になりますが、2015年には、北アルプスでライチョウの幼鳥を食べている姿が目撃されました。 ニホンザルは胎生です。メスは生後5年ほどで繁殖が可能になり、出産は2~3年に1回行なわれます。秋から冬にかけて交尾をした後、約半年の妊娠期間を経て、春から夏の間に1頭の赤ちゃんを出産します。授乳期間は1年~1年半です。子育てはメスが行い、オスは群れにいながらも子育てには参加しないそうです。 ちなみに、ニホンザルのメスは、一回の発情で複数のオスと交尾をします。なので、メスもオスも子猿の父親が誰なのかわからないようです。 ニホンザルの野生下での寿命は25年ほどですが、飼育下での寿命は30年以上生きた記録もあります。 野生化では、複数のオスと複数のメスからなる、数十~数百頭の群れが作られます。群れは母系社会で、メスは自分が産まれた群れから出ることはありませんが、生後3~8年経ったオスは群れから出入りする事があります。 さて、サルと言えば、サル山の大将というくらいボスがいるイメージが強いですよね?しかし実は、 野生化では、決まった場所決まった量の餌を食べていないので、群内では優劣があまり発生しないようです。 ニホンザルは基本的に人間には近づかない動物です。ただ、観光地で人間に慣れてしまった個体は、弱い女性や子供が持っている食べ物を奪い取ったりもします。 また、群れから離れた個体が人間を襲って噛みつく事件もときどき発生しています。 いずれも、農作業中であったり自宅の庭での出来事で、猿が当然襲い掛かってきたという怖い事件です。 また、人里に下りてきた個体が、農作物を食べてしまう経済的な被害も出ています。数千万円にも上る被害額が出ている地域もあり、罠を張ったり猟友会による駆除も行われているようです。  ニホンザルに出会ったら、安易に近づいてはいけません。逃げ道を塞がれたと思い込んだニホンザルが攻撃してくるかもしれません。 目を合わせないようにゆっくりとその場から立ち去ります。 大きな声を出すとニホンザルを興奮させる事になるので、なるべく静かに行動しましょう。 これは、ほとんどの動物に言えることですが、走って逃げるのはNGです。サルを刺激してしまうかもしれませんし、追いかけられたらサルの方が早いです。刺激しないよう、ゆっくり後ずさりしましょう。 ニホンザルは賢いので、人間から食べ物がもらえるとわかると、力の弱い女性や子供から食べ物を奪おうとします。どんなに可愛くても食べ物を与えないでください。食べ物を与えようとするときに、差し出した手を引っかかれることもあります。  万が一、サルに噛みつかれたら、バッグや帽子など道具を使って追い払いましょう。素手で追い払おうとすると、さらに噛みつかれる可能性もあります。軽症であったとしても傷口から雑菌が入り化膿する可能性もありますので、できるだけ急いで病院へ行って手当をしてくださいね。 ニホンザルは、北海道と沖縄以外の日本全土に生息するサルです。基本的にヒトを襲うようなことはありませんが、食べ物を奪い取られたり、農作業中に襲われたという事件も起きています。もし野生のニホンザルに出会ったら、目を見ずにゆっくりと後ずさりして逃げるようにしましょう。 私は、群れで行動している野生のニホンザルが、道路をふさいでのんびりと寛ぐ姿を何度が目撃したことがあります。ニホンザルを見たことがない人は怖いと思うかもしれませんね。ところが私たち人間が思う以上にニホンザルは臆病で、私が何度か遭遇したときは、いずれもニホンザルのほうが私を見て怯えたように逃げていきました。必要以上に慌てたりしないことが肝心ですよ。 動物園で見るとかわいいアライグマ。 某アニメの影響もあり、日本でもペットとして人気になったことがあります。 しかし、そんなアライグマが野生化で繁殖し、人に被害を及ぼす害獣となっているのをご存知でしょう ...最近、郊外のみならず都心の住宅街などにも出没することで問題となっているハクビシン。 彼らは畑に忍び込み野菜や果実を荒らす害獣とされていますが、住宅の屋根裏に棲みついて騒音や匂いの原因にもなっているので ...近年、房総半島や東京都の伊豆大島で繁殖し続けているキョンという動物がいます。 キョンとは、本来は日本に生息していなかった外来種で、小型のシカの仲間です。 現在、生息地近辺ではキョンによる食害が深刻化し ...イタチと言うと私たちに馴染があるのはペットとして人気のフェレットですが、当然ながら日本には野生のイタチがたくさん生息しています。 フェレットのようなかわいらしさはあるものの、野生のイタチは非常に凶暴で ...少し田舎の山間に行くと、猿の次ぐらいによく遭遇するのがイノシシです。 大きいイノシシに遭うと、車でも大破することがあるので、注意しなければなりません。 また、農作業中にイノシシに襲われ死亡するという事 ...子供の頃から生き物が好きで、特に危険な生き物たちに心惹かれていました。今でも、危険生物のテレビや本を見るのが大好きです!このブログを通じて、皆様にも地球上にいる危険な生き物について知っていただければと思っています。 管理人おすすめの危険生物図鑑です。DVD付きで大人から子供まで楽しめると思いますよ。   Copyright© 危険生物.information , 2020 All Rights Reserved. ニホンザルはメスよりもオスの方が人になつきやすいと言われています。そのため猿回しなどで芸を覚えるサルも多くは、オスです。 ヒトを除いた霊長目の現生種では、最も北(頭胴長(顔や尻は裸出し、赤い幼獣は体毛が密に被われるが、成長に伴い密度は低くなる本種は元々本種の化石は中期更新世以降の地層から発見されている。最古の化石として、属内では基亜種と亜種ヤクシマザルは170,000 - 180,000年前に分岐したと推定されている主に肉食の報告例として2015年には北アルプスでライチョウの幼鳥を捕食している姿が観察されている繁殖様式は胎生。主に秋季から冬季にかけて交尾を行う以前は、強力な統率力をもつボスザルとそれを取巻くメス、子供を中心として、他のオスは周辺部に位置し中心部に入ることが許されないという「同心円二重構造」として群れの社会構造が説明されていた。なお、「ボスザル」という呼称は後に「リーダー」などと呼び変えられた。 昔話にも登場するニホンザルは、親しみやすいイメージです。でもペットとして飼育するためには、いくつかのハードルがあります。ニホンザルをペットにするための準備は何が必要で、ニホンザルは、哺乳綱サル目オナガザル科マカク属に分類されるサルです。尾は短いという特徴があります。体毛は生息地域によって長さが変わり、寒冷地域では長く、温暖地域では短くなります。顔と尻は毛に被われておらず、赤い肌が露出しています。毛色は褐色や灰色です。ニホンザルは、その名の通りサルの名前のルーツについて、はっきりと分かっていません。一説には獣の中で知恵が勝(まサル)ため「サル」になったとも言われています。また異称として、「ましら」、「エテ公」とも呼ばれていました。古くから日本人の幼名に「猿(サル)」の字が使われることも多く、昔話にも度々登場するほど非常に身近な動物でした。有名なところでは、日光東照宮の三猿もニホンザルをモチーフに作られています。まず前提として、ニホンザルを飼育する場合には、合法的に入手された個体である必要があります。更にニホンザルは「動物の愛護及び管理に関する法律」によって、その飼育には手続きが必要となっています。ニホンザルは「特定動物」に指定されているため、設備やその他の基準を満たす対応を行い、個体ごとに、飼育する地域の都道府県知事又は政令市の長の許可を受けなければならないと定められています。許可を受けずに飼育すると6ヶ月以下の懲役又は100万円以下の罰金が課せられる罪となります。飼育にはニホンザルが逃げないような構造と強度を確保した「おり型施設」などで飼う必要があります。また飼育管理のためにマイクロチップ等による個体識別措置をとることも法律で定められています。届け出先や動物保護センターや保健所など地域によって異なりますので、最寄りの役所に問合せを行って下さい。ニホンザルの平均寿命は本州、四国、九州に生息するニホンザルです。ニホンザルの生息地域の南限は鹿児島県になります。またその生息地域は北は積雪地域に及んでいるため、霊長類としては珍しいケースになります。通常の霊長類は熱帯域や温帯域に分布していることもあり、英名の「Snow macaques」の由来にもなっています。ニホンザルの亜種として、屋久島に生息するヤクニホンザルがいます。本州のニホンザルと比べると体がやや小型であるという特徴があります。ニホンザルは非常に感情表現が豊かな動物です。一説にはニホンザルは人間と同じく感情を持つと言われており、その好き嫌いの感情をストレートに表現します。ニホンザルには攻撃的な一面があります。仮に子猿の時におとなしかったとしても、成長するにつれて攻撃的な面が出てきます。特にオスは鋭い犬歯を持つため、興奮したニホンザルへの対応はケガをしないように十分な注意が必要となります。ニホンザルは社会性動物です。動物園ではボスザルを頂点とした数十頭の群れで行動する習性があります。そのため上下関係に非常にシビアです。ペットとして飼育する場合には、飼い主がボスであると分からせて、従わせる必要があります。ニホンザルよりも飼い主が格下だと思われてしまうと、手が付けられなくなる恐れがあります。ニホンザルはメスよりもオスの方が人になつきやすいと言われています。そのため猿回しなどで芸を覚えるサルも多くは、オスです。ただし、オスであっても完全に従順になることはなく、噛みついたり引っかかれたりするケガには十分注意する必要があります。ニホンザルを販売しているペットショップは非常に数が少ないというのが実情です。価格は子猿の場合で、ニホンザルを飼育する場合には、中で動き回れる広さのあるケージを用意する必要があります。また、そのケージは逃げないような構造と強度を確保している必要があります。ケージの中には、ニホンザルが休めるように止まり木を設置して下さい。止まり木は丈夫な木で、ケージの床から1.5メートルくらいの高さに設置します。ケージ内には餌や水やりのための容器を設置します。清潔に保つため、丈夫でこまめに洗える形と素材を選びましょう。ニホンザルは決まった場所で排泄する習性がありません。そのためしつけでトイレを覚えさせることは非常に困難です。便の臭いも強いため、飼育する場合には、排泄後できるだけ速やかに掃除をして、飼育環境を清潔に保つよう心がけましょう。またはオムツをさせて飼うという手もあります。ニホンザルが病気に罹った際には、特に注意が必要です。ニホンザルは人間に近い種類の動物であるため、病気が人間に移ってしまう可能性が高いからです。ニホンザルが病気になった時に備えて、近所にニホンザルを診察してくれる動物病院を予め見つけておきましょう。ニホンザルは社会性動物であるため、飼い主やその家族に対しても上下関係を築こうとします。例え大人の飼い主がニホンザルよりも格上だと覚えさせたとしても、子供は格下だと見下してしまうことがあります。できれば、ニホンザルは子供が近づかない環境で飼育した方が安全です。ニホンザルを飼育する際は果物や野菜を主として与えましょう。雑食なので基本的には何でも食べるのですが、特に果物を好みます。できるだけ、偏らず色々な種類を与えることで栄養バランスを保つことができます。餌は1日2回、食べきる量を与えて下さい。ニホンザルは昆虫なども食べます。毎日与える必要はありませんが、たまに与えることでタンパク質の補給になります。野生の昆虫は寄生虫がいることがあるため、ペットショップなどに売っている、餌用コオロギを与えると良いでしょう。ニホンザルには、サル用の人工飼料を与えても良いです。ただし、果物などばかりを与えすぎていると、好き嫌いをして人工飼料を食べなくなりますので、定期的に人工飼料も与えて、慣れさせておくことで餌の種類にバリエーションを持たせることができます。ニホンザルの罹りやすい病気の一つに、寄生虫疾患があります。寄生虫疾患に罹った場合は、下痢などの症状が見られます。ニホンザルの寄生虫は人間に伝播する可能性もあるので、定期的な検査を行う必要があります。腸炎もニホンザルが罹りやすい病気です。細菌やウィルスを原因として、発症する場合もあります。下痢などの症状が出るため、発症した場合には動物病院で診察を行って下さい。ニホンザルは感情豊かであるため、特に興奮した場合などに外傷を負ってしまうことがあります。外見から見て分かる場合はもちろんのこと、一見ケガをしていることが分からなくても、痛がったり動作が普段と違うと言う場合には、ケガをしている可能性があるため、動物病院で診察を受けた方が安心です。ニホンザルはペットとしては、非常に珍しい種類です。ニホンザルを飼育することは、それだけで飼い主に取って楽しみとなるでしょう。ニホンザルは人間に近い感情を持ち、そしてその感情をストレートに表す動物です。そのため飼育は大変な一面がありますが、もう一面としてその感情を理解し、コミュニケーションを楽しむと言うこともニホンザルを飼育する楽しみであると言えます。ニホンザルの紹介どんな種類があるの?ニホンザルの主な2つのタイプと特徴理解してあげよう!ニホンザルの性格の4大特徴お金の面は?飼う場合の初期費用と方法とは先ずはグッズを整えよう!飼育に必要な3つのグッズ要注意!ニホンザルをペットにするうえで特に大変なこと給餌方法とは?主な3種類の餌とその方法知っておきた健康のこと!ニホンザルに多い3種類の病気飼育する楽しみとは?ニホンザルを飼う魅力とは

ニホンザルの1日は、朝起きてから夜寝るまで、食べる→休む→移動をワンセットにして2~3回ほど繰り返しています。 [ad#co-1] 体の特徴 ニホンザルの体長は45~70㎝で、体重はオスが6~18kg、メス … 伊沢紘生さんの著した『野生ニホンザルの研究』(どうぶつ社)によれば、野生のニホンザルの群れ社会は母系により維持され、メスは基本的に生まれた群れで一生をすごしますが、オスは例外なく生まれた群れを出て行きます。 発達. ニホンザルの寿命は約25~30年。ニホンザルは、ヒトをのぞくと日本に生息する唯一の霊長類で、日本以外には生息していません。また日本国内でも、北海道と沖縄には生息していません。 ニホンザルとは日本に生息する唯一のサルで、ヒトを除いた霊長類の中でも最も北に生息する動物種です。