【四字熟語】 螻蟻潰堤 【読み方】 ろうぎかいてい 【意味】 ほんの些細なことが、大きな事件や事故の原因となること。 【語源・由来】 『韓非子』「喩老」より。「螻蟻」はけらとありのこと。「潰堤」は堤防が崩壊する意。けらや… 【四字熟語】 問柳尋花 【読み方】 もんりゅうじんか 【意味】 春に柳や花をめでること。春のきれいな景色をさぐり求めて散策すること。また、花街に遊ぶこと。 【語源・由来】 杜甫の詩の「柳を問い、花を尋ねて野亭に到る」によ… 【四字熟語】 老莱斑衣 【読み方】 ろうらいはんい 【意味】 親孝行のたとえ。親に孝行のかぎりをつくすことのたとえ。 【語源・由来】 『蒙求』「老莱班衣」より。 「斑衣」は模様のある派手な服。ここでは子供が身につける派手… 【四字熟語】 零丁孤苦 【読み方】 れいていこく 【意味】 落ちぶれて助けるものもなく、独りで苦しむこと。 【語源・由来】 李密の「陳情表」より。「零丁」は「伶仃」に同じく落ちぶれて孤独なこと。晋の李密が武帝から任官され… 数の入った四字熟語 数の入った四字熟語を「一」「二」「三」「四」「五」「六」「七」「八」「九」「十」「百」「千」「万」の漢数字ごとに五十音順で並べてみました。 【四字熟語】 雷霆万鈞 【読み方】 らいていばんきん 【意味】 威勢がきわめて大きく防ぎとめることのできないたとえ。雷鳴のとどろきがきわめて大きく重い。 【語源・由来】 『漢書』「賈山伝」より。「雷霆」は雷のとどろき。転…

【四字熟語】 和衷協同 【読み方】 わちゅうきょうどう 【意味】 心を同じくしてともに力を合わせること。 【語源・由来】 『書経』「皋陶謨」より。「和衷」は心の底からやわらぐこと。また、心を同じくすること。 【類義語】 … 【読み方】 ようちゅうのこうこう 【意味】 平凡な者の中でややすぐれた者の意。 【語源・由来】 『後漢書』「劉盆子伝」より。「庸」は中ほど、平凡の意。「佼佼」はすぐれたさま。 【類義語】 ・鉄中錚錚(てっちゅうのそうそう…

【四字熟語】 磊磊落落 【読み方】 らいらいらくらく 【意味】 心が広くて、小さなことにこだわらないさま。 【語源・由来】 心が大きくてさっぱりしているさまの意の「磊落」を重ねて意味を強調した四字句。 【類義語】 ・豪放…

【四字熟語】 目指気使 【読み方】 もくしきし 【意味】 言葉を出さず、目くばせや顔つきだけで、目下のものをこき使うこと。 【語源・由来】 『漢書』「貢禹伝」より。「目指」は目くばせで指図すること。威勢が盛んで傲慢なさま…

【四字熟語】 蘭亭殉葬 【読み方】 らんていじゅんそう 【意味】 書画や骨董、器物などを非常に愛好するたとえ。 【語源・由来】 何延之の「蘭亭記」より。「蘭亭」は王義之の「蘭亭帖」、「殉葬」は死んだ人といっしょに葬ること… 【四字熟語】 揚眉吐気 【読み方】 ようびとき 【意味】 やるべき事を成し遂げて喜ぶさま。気がかりだったことが思い通りできて、それまで抑圧されていた気持ちが解放され、喜び楽しむさま。また憤怒するさまにもいう。 【語源・由… 【四字熟語】 妄想之縄 【読み方】 もうぞうのなわ 【意味】 仏教で、限りなく身を苦しめる迷い。 【語源・由来】 『法蔵宝論』より。「妄想」はみだらな考え・迷いの心。 妄想之縄(もうぞうのなわ)の使い方 妄想之縄(もうぞ…
【四字熟語】 薏苡明珠 【読み方】 よくいめいしゅ 【意味】 無実の嫌疑をかけられること。 【語源・由来】 「薏苡」ははとむぎ、花は数珠玉に似ており白い種子は食用・薬用にされる。「明珠」は宝玉。 薏苡明珠(よくいめいしゅ…

【四字熟語】 六根清浄 【読み方】 ろっこんしょうじょう 【意味】 欲や迷いから脱け出て、心身が清らかになること。 【語源・由来】 「六根」は迷いのもととなる目・耳・鼻・舌・身・意の六つの器官のこと。「清浄」は煩悩や私欲… 数字に関する主要な四字熟語を中心にまとめました。 数字に関する主要なことわざは、「数字のことわざ一覧」をご覧ください。 当サイト全体の逆引き検索については「逆引き検索一覧」をご確認下さい。 一の数字を含む四字熟語 一意専… 【四字熟語】 明窓浄几 【読み方】 めいそうじょうき 【意味】 清潔で快適に勉強できる書斎。明るい窓辺に塵ひとつない清らかな机の意。転じて、書斎を意味する。 【語源・由来】 欧陽脩「試筆」より。 【類義語】 ・窓明几潔(…

【四字熟語】 幽愁暗恨 【読み方】 ゆうしゅうあんこん 【意味】 深く人知れないうれいと恨み。 【語源・由来】 白居易の「琵琶行」より。「幽愁」は人知れない嘆き「暗恨」は人知れない恨み。 幽愁暗恨(ゆうしゅうあんこん)の… 【四字熟語】 用舎行蔵 【読み方】 ようしゃこうぞう 【意味】 出処進退をわきまえていること。君主に認められれば世に出て仕事を行い、捨てられれば引退して静かに暮らすこと。孔子が処世の基本的立場を述べた語。 【語源・由来】…

【四字熟語】 魯般雲梯 【読み方】 ろはんうんてい 【意味】 魯の名工の魯般が作った雲まで届く高いはしご。 【語源・由来】 『蒙求』「魯般雲梯」より。「魯般」は春秋時代、魯の哀公のときの名工。機械を作るのに巧みであった。…

【四字熟語】 和衷共済 【読み方】 わちゅうきょうさい 【意味】 心を同じくしてともに力を合わせること。 【語源・由来】 『書経』「皋陶謨」より。「和衷」は心の底からやわらぐこと。また、心を同じくすること。 【類義語】 … 【四字熟語】 約法三章 【読み方】 やくほうさんしょう 【意味】 中国漢の高祖劉邦が作り、民衆に約束した三つの法律のこと。後に転じて、物事を行う際に、事前に決めておく簡単な約束事・規則のことをいう。また、簡単な法律の総称… 【四字熟語】 名論卓説 【読み方】 めいろんたくせつ 【意味】 見識の高いすぐれた説論。 【類義語】 ・高論卓説(こうろんたくせつ) 名論卓説(めいろんたくせつ)の使い方 名論卓説(めいろんたくせつ)の例文 ここでびしっ…

【四字熟語】 蘭摧玉折 【読み方】 らんさいぎょくせつ 【意味】 賢人や美人などの死をいう。蘭の花が砕け散り玉が折れ割れる意。すぐれた人として終わりまでまっとうして死ぬことにもいう。 【語源・由来】 『世説新語』「言語」… 【四字熟語】 六十耳順 【読み方】 ろくじゅうじじゅん 【意味】 六十歳で人の言うことが素直に受け入れられるようになった。 【語源・由来】 『論語』「為政」より。「耳順」は人の言うことが何でもすぐ理解でき、素直に受け入れ…

【四字熟語】 雷騰雲奔 【読み方】 らいとううんぽん 【意味】 一時もとどまらず過ぎ去っていくことのすみやかなたとえ。雷が躍り上がり雲が走る。来たかと思うとすぐにいなくなってしまう。雷が急に鳴り出したかと思うと急にやみ、… 【四字熟語】 悶絶躄地 【読み方】 もんぜつびゃくじ 【意味】 転げまわって悶え苦しむこと。 【語源・由来】 「悶絶」は苦しみ悶えて気絶すること。「躄地」は這うこと。 悶絶躄地(もんぜつびゃくじ)の使い方 悶絶躄地(もん… 【四字熟語】 落月屋梁 【読み方】 らくげつおくりょう 【意味】 友人を思う情が切なこと。 【語源・由来】 杜甫の「夢李白-詩」より。「屋梁」は屋根のはり。また屋根の意。唐の杜甫が友人の李白の江南に流されたのをを思いやり… 【四字熟語】 竜瞳鳳頸 【読み方】 りょうどうほうけい 【意味】 竜のひとみと鳳凰の首。きわめて高貴な人相をいう。 【語源・由来】 『唐書』「袁天綱伝」より。「頸」はくび。もと唐の則天武后が幼少のころにこう評された。 竜… 【四字熟語】 揺頭擺尾 【読み方】 ようとうはいび 【意味】 人に気に入られるようにこびへつらうさま。 【語源・由来】 『五灯会元』「六」より。頭を動かして尾を振る意で、仏門の修行にもとづく故事による。 仏道修行の僧侶た…
【四字熟語】 流觴曲水 【読み方】 りゅうしょうきょくすい 【意味】 曲折した水の流れに杯を浮かべ、それが自分の前を流れ過ぎないうちに詩を作り、杯の酒を飲むという風雅な遊びのこと。 【語源・由来】 王羲之の「蘭亭集序」よ… 【四字熟語】 乱臣賊子 【読み方】 らんしんぞくし 【意味】 国を乱す悪臣と親に背く子供。 【語源・由来】 『孟子』「滕文公・下」より。「乱臣」は主君に背いて国を乱す家臣のこと。「賊子」は親不孝な子供の意。不忠不孝の者を…

【四字熟語】 鱗次櫛比 【読み方】 りんじしっぴ 【意味】 うろこや櫛の歯のように続き並ぶこと。 【語源・由来】 「鱗次」はうろこのように続き並ぶ。「櫛比」は櫛の歯のようにびっしり並ぶ。「比」も並ぶ意。 鱗次櫛比(りんじ… 【四字熟語】 妖姿媚態 【読み方】 ようしびたい 【意味】 いかにもなまめかしく美しい姿。また、そのような女性が人を惑わすような、笑いこびるしぐさをすることにもいう。 【語源・由来】 『本事詩』「人面桃花」より。「妖姿」… 【四字熟語】 耀武揚威 【読み方】 ようぶようい 【意味】 武力や威力をあげ示すこと。 【語源・由来】 「耀」はかがやかす意。 耀武揚威(ようぶようい)の使い方 耀武揚威(ようぶようい)の例文 金箔で作られた健太くんの家…

【四字熟語】 流連荒亡 【読み方】 りゅうれんこうぼう 【意味】 家にも帰らず酒食や遊興にふけって仕事をなまけること。 【語源・由来】 『孟子』「梁恵王・下」より。「流連」は遊びにふけって家に帰るのも忘れること。「荒亡」… 【四字熟語】 霊魂不滅 【読み方】 れいこんふめつ 【意味】 人間の魂は肉体の死後も存在しているという考え方。 霊魂不滅(れいこんふめつ)の使い方 霊魂不滅(れいこんふめつ)の例文 ともこちゃんは宗教的な理由から、霊魂不… 【四字熟語】 用管窺天 【読み方】 ようかんきてん 【意味】 視野や見識が狭いことのたとえ。細い管から天をうかがい見る意。 【語源・由来】 『荘子』「秋水」より。 【類義語】 ・以管窺天(いかんきてん) ・管中窺豹(かん… 【四字熟語】 妖言惑衆 【読み方】 ようげんわくしゅう 【意味】 あやしげなことを言いふらして多くの人を惑わせること。 【語源・由来】 「妖言」は世の人を惑わすあやしい流言。 妖言惑衆(ようげんわくしゅう)の使い方 妖言… 【四字熟語】 炉辺談話 【読み方】 ろへんだんわ 【意味】 いろりのそばでくつろいでする、うちとけた話。 【語源・由来】 「炉辺」はいろりのほとり、暖炉のそば。「談話」ははなし、会話の意。 炉辺談話(ろへんだんわ)の使い… 【四字熟語】 六言六蔽 【読み方】 りくげんりくへい 【意味】 人には六つの徳があるが、学問や教養を積まなければ六つの弊害を生むということ。 【語源・由来】 『論語』「陽貨」より。「六言」は、仁(愛情)・知(知恵)・直(… 【四字熟語】 悠悠閑閑 【読み方】 ゆうゆうかんかん 【意味】 ゆったりとして急がないさま。のんきにゆっくりしたさま。 【語源・由来】 「悠悠」は急がず落ち着いたさま。「閑閑」は静かで落ち着いたさま。 悠悠閑閑(ゆうゆう… 【四字熟語】 老馬之智 【読み方】 ろうばのち 【意味】 長い経験を積んで得たすぐれた知恵や知識。 【語源・由来】 『韓非子』「説林・上」より。中国春秋時代、斉の桓公が戦いの帰途で道に迷ったとき、管仲は一度通った道を覚え…

【四字熟語】 良玉精金 【読み方】 せいきんりょうぎょく 【意味】 性格が穏やかで純粋なこと。 【語源・由来】 『宋名臣言行録』「外集・二」より。「精金」はまじりけのない金属。「良玉」は美しい宝玉。北宋の学者、程頤の人柄… 【四字熟語】 和羹塩梅 【読み方】 わこうあんばい 【意味】 主君の施政を助けて天下をうまく治める大臣、宰相のこと。 【語源・由来】 『書経』「説命・下」より。種々の物をまぜ合わせて、味を調和させてつくった吸い物(あつも…