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心不全とはさまざまな理由で心臓に負担がかかり、全身の血の巡りが悪くなった状態です。急な悪化で不整脈や心停止を起こしたり、状態によっては人工呼吸器や心臓移植、終末期医療が必要となることも。ここでは心不全の症状や治療法、予防法をご紹介します。

Copyright © LIFULL senior Co., Ltd. All Rights Reserved. ご利用の環境ではJavaScriptの設定が無効になっています。このサイトをご利用の際には、 ブラウザの設定でJavaScript を有効にしてください。心不全とは、さまざまな病気で心臓に負担がかかった結果、心臓が疲れ果ててしまい、身体や肺に血液をうまく循環させることができなくなってしまう状態です。また、血液の流れが悪くなり、全身に血液がたまることで手足のむくみを、肺に血液がたまること(うっ血)で呼吸苦や息切れを生じます。急激に症状が進行した場合には命の危険がありますし、徐々に進んで手遅れになると治療が困難になるケースも。ここでは心不全の症状や治療法について解説します。すぐにできる予防法もご紹介しますので、参考にしてください。心臓には肺から全身の臓器に酸素の多い血液を届けるポンプの機能と、酸素が少ない血液を全身から肺に戻す機能があります。心不全ではこれらの機能の低下に伴う背景によって症状が出現します。さまざまな病気によって心臓に負担がかかると、まず全身に酸素の多い血液を届けるポンプ機能が低下し、臓器に届く血液の量が減少します。その結果、臓器は必要な酸素が不足してしまうため、機能が低下してしまいます。心臓から血液を送れなくなると、その手前にある肺から心臓に血液を戻すことができなくなり、肺に血液がたまる肺うっ血を生じます。さらに進行すると、全身に血液のうっ滞(たまってしまうこと)が起こります。心臓は心機能の低下を補うために、心臓を大きくして血液をより多く送り出そうとします。しかし心臓の機能がさらに低下すると心臓の拡大による代償が効かなくなるため、心不全はさらに悪化し、治療をしても元に戻らない機能障害となってしまいます。心不全の背景によってさまざまな症状が出現します。また、不可逆的な心機能障害が起こると、その症状は安静時にも生じる慢性的なものとなり、症状の程度もより悪化します。全身に血液を届けるポンプ機能が低下すると、「全身の臓器に血液が届かないことで起こる症状」があらわれます。心臓のポンプ機能の低下に伴って肺うっ血や全身での血液のうっ滞が生じると、「肺うっ血による症状」や「血液のうっ滞によって引き起こされる症状」が出現します。とくに血液は全身のさまざまな場所にうっ滞するため、生じる場所によって症状が異なります。心不全を起こす引き金となるのは心臓への負担。その負担の原因は「心臓自体に原因があるもの」と「心臓以外に原因があるもの」の大きく2つに分けられます。ここまで、心不全のメカニズムや症状および原因についてみてきました。ここからは心不全が起こったときの検査や治療について、解説していきます。心不全では病状の進み具合や原因をさまざまな検査で調べていきます。肺に水が貯まっている状態(胸水)があるかどうかや、心臓がどれくらい大きくなっているかなどを確認します。心臓のポンプ機能がどれくらい働いているかを確認します。また心臓弁膜症や先天性心疾患などの原因がないかも一緒に調べます。症状がはっきりしない場合は運動負荷をかけながら心エコーを行い、心臓の動きや血液の流れを調べる運動負荷心エコーを行うことがあります。心臓の大きさや心不全となっている原因などを調べることができます。BNPやNT-proBNPという項目の数値が異常値となることで心不全の有無を確認することができます。これらは心臓が分泌するホルモンで、心不全マーカーと呼ばれています。心不全は進行の速度によって急性心不全と慢性心不全に分けられ、それぞれ治療方法が異なります。急性心筋梗塞などが原因で、急激に心臓の機能が悪くなることで起こります。重症だと心停止の可能性もあり、早急に適切な治療を行う必要があります。薬物を使って、呼吸のしづらさを取り除きます。また心臓の働きを強める強心薬や機械を使用したり、血管を広げる治療や点滴を用いたりして、各臓器に血液が届くようにします。心不全を引き起こした原因をすばやく見つけ、治療を行います。状態が安定したら社会復帰や再発防止に向けて、運動療法やカウンセリング、食事療法などの心臓リハビリテーションを行います。虚血性心疾患や心臓弁膜症などが原因となって徐々に心臓の機能が衰えることで発症し、日常生活に支障をきたします。重症度に応じた治療で、悪化の予防と今後の見通しの改善を目指します。心臓に負担をかけているものに対する治療を優先します。例えば高血圧の場合は血圧を下げるACE阻害薬やARB(アンジオテンシン受容体拮抗薬)などの内服を行いながら、その人のリスクに合わせて治療を行います。ACE阻害薬やARBの内服に加えて、心臓の負担を抑えるβ遮断薬の使用も考慮します。不整脈がある場合は抗不整脈薬を使うこともあります。症状に合わせて利尿剤や強心薬も使用します。安静時でも症状が出る場合は入院し、点滴治療を実施します。重症心不全に対しては心臓をサポートする機械や人工呼吸器を用いることもあります。また、高度な心機能の低下を伴う場合は心臓移植を検討します。しかし、移植には年齢や社会的背景などさまざまな厳しい条件があるため、移植が難しい場合はご本人やご家族の同意のもとで終末期医療ケアを行います。ここまで、心不全の検査や治療について解説してきました。最後に、心不全にならないための予防についてみていきましょう。心不全の原因となるものには、生活習慣病と深く関係しているものが多くあります。心不全を予防するためには、もし生活習慣病があるならしっかりと治療をすることが重要です。生活習慣病がない場合でも、生活習慣を改善して予防に努めましょう。高血圧症や糖尿病、脂質異常症で治療をしている場合、しっかりと薬を使って治療を継続していきましょう。心不全の患者さんにとって、塩分摂取は1日6g未満が目安となります。汁物や麺類の回数を減らす、調味料を「かける」から「つける」に変更する、味付けに酢や香辛料を使うことで、塩分量を減らすことができます。ジョギングや早めの散歩、水中ウォーキングなどの中等度の運動を、1日あたり30分以上、週3日以上行うことが推奨されています。たばこは心不全の原因となるさまざまな心臓病を引き起こします。禁煙外来なども利用して、禁煙を目指しましょう。禁煙外来は一定の条件を満たせば、保険適用となります。お酒の飲み過ぎは心臓の病気のリスクをあげてしまいます。節度ある適度な飲酒量は、ビールは中ビン1本、日本酒は1合、チュウハイ(7%)は350mL缶1本、ウィスキーダブルは1杯程度といわれています。このほかにも、たまに飲んでも大酒しない、週に2日は休肝日を設けることなどが大切です。イラスト:坂田 優子矢込 香織大学卒業後、看護師として大学病院やクリニックに勤務。その後、メディカル系情報配信会社にて執筆・編集に携わる。現在は産婦人科クリニックで看護師として勤務をするかたわら、一般生活者のヘルスリテラシー向上のための情報発信を行っている。 3.1 心不全退院後1年以内に3人に1人が再入院、3大要因; 3.2 薬の飲み忘れ・塩分過多・水分過多・アルコール過多・過度な運動・ストレス; 4 心不全の症状 心臓病の中には虚血性心疾患とも呼ばれる疾患が多数をしめ、その中には狭心症と心筋梗塞があります。 狭心症は動脈硬化が進んで、心臓の血管の内腔が狭くなり血流が悪くなった状態です。心臓を動かす血液が不足すると心筋虚血となって動悸や息切れ、胸を圧迫されるような痛みがみられます。痛みは激痛まではいかず、数分以内におさまります1)。 動脈硬化によってさらに血管の内腔が狭くなり、血栓(血の塊)ができて詰まると血流が途絶えて心筋の壊死(細胞が壊れる)が起こります。動悸、息 … 心臓病再発予防に効果的な運動 療法 ... 以前は、心不全のある患者さんは運動を避けるように指導されていました。確かに、心不全を起こした直後の不安定な状態や、心機能が著しく低下している状態で運動することは大変危険です。しかし、うっ血が改善し、状態が安定した慢性心不全の患者 このページではJavaScriptを使用しています。 心筋梗塞の予防方法3つ【運動編】 心筋梗塞の予防には、食生活における工夫と並んで、運動が効果的です。次の3つを実践しましょう。 ①軽い運動を日常的に. 情報をメールでお届けいたします。 メールマガジンの配信をご希望の方は登録ページをご覧ください。