JASRAC(日本音楽著作権協会)は9月上旬、結婚式や披露宴などで、同協会が管理する楽曲を複製する場合の「包括使用料」の導入に向けて、今年10月から1年間、実証実験をはじめると発表した。ところが、この発表を受けて、一部インターネット上で「新たな使用料を導入した」という誤解が広がった。はたして、今回の実証実験のポイントはどこにあるのだろうか。JASRACによると、結婚式がおこなわれるホテルや式場では、バンドによる生演奏やカラオケなどの「演奏」「上映」利用について、以前から、多くの施設と許諾契約を結んでいる。また、結婚式や披露宴で使用するBGMの楽曲を編集して、CD-Rなどに焼いたり、式の模様をまとめたDVDなどを制作することは「複製」にあたる。ブライダルでの録音物の複製については、2013年に運用基準をさだめて、円滑に利用できる環境を整えたという。今回の実証実験は、(1)ブライダルの進行に合わせて音楽を再生するために使用する録音物や(2)催物を記録するための録画物に、同協会が管理する楽曲を「複製」する利用にあたる場合の包括使用料ということだ。いったい何が変わるのか、著作権にくわしい「ひとことで『著作権』と言っても、著作権は、いろいろな権利が含まれた集合体です。そのうち『複製権』は、自分がつくった著作物を他人が無断で『複製』(コピー)することを禁止できる権利です。著作権は、英語で『Copy right』というように、『複製権』が著作権の代表的な権利です。これに対して、『演奏権』『放送権』『公衆送信権』などは、自分がつくった著作物を他人が無断で演奏したり、放送・有線放送したり、インターネット上で配信することを禁止できる権利です。たとえば、CMで音楽を利用するケースで説明します。まず、CMに音楽を収録するということは、音楽を『複製』することなので、『複製権』がはたらきます。次に、そのCMをテレビやインターネットで流すことについて『放送権』『公衆送信権』がはたらきます。同じように、映画に音楽を使う場合は、映画に音楽を収録することには『複製権』がはたらき、次にその映画を映画館で上映することには『上映権』がはたらきます。このように権利の働くところが異なるので、それぞれで権利処理をする必要があります。JASRACも、それぞれ異なる手続きを用意しています。ちなみに、動画に音楽を収録することは、海外では『シンクロ権』と呼ばれ、とても重視される権利です」「ブライダルの場合も同様です。イベントの進行に合わせて、BGMを再生できるように『CD-R』を焼くことや、BGMが流れているイベントを動画で撮影することは、音楽を『複製』しているので、『複製権』の処理が必要です。ブライダルの会場は、音楽を流すこと(演奏権)については、JASRACと包括契約をしていますが、これと『複製権』は別なわけです。これまで、そのような音楽CD-Rや撮影動画の『複製権』使用料は、映像制作事業者やブライダル会場、または新郎、新婦がJASRACに申請していましたが、曲数に応じて課金されていました。今回は、一定金額で使い放題の『包括契約』の運用テストをすることになったというわけです。今回のJASRACのプレスリリースによると、使用料規定で計算した金額が包括使用料より下回る場合は、使用料規定によるとのことなので、実質的には使用料の上限を設けたかたちになったといえます」「ただし、注意すべきなのは、これは、あくまで『著作権』の権利処理の話であり、『原盤権』(著作隣接権)は別です。市販のCDなどの『音源』の権利は、発売元のレコード会社が窓口になって管理しており、こちらは別途処理する必要があります。また、今回のJASRACのプレスリリースでは、包括契約の対象範囲が『ブライダルの進行に合わせて音楽を再生するために使用する録音物』と『催物を記録するための録画物』となっています。プロフィールムービーやエンディングムービーのような演出用の録音・録画物は対象となっていないようなので、その点も注意が必要です」JASRACは、弁護士ドットコムニュースの取材に「利用者(事業者)から、披露宴直前まで利用楽曲の増減がある中、事前に予算立てしやすいような組み立てにできないかとの声が上がっており、それにお応えするかたちで、使用料規定を変更しました。これに加えて、利用者等から、披露宴ごとの使用料(包括使用料)の導入検討の要請があり、利用の実態を調査・検証する目的で試験的に実施する取り組みです」と説明。さらに、「利用類型ごとになりますので、完全一律料金ではないこと、それから包括の対象とならない類型(プロフィール・エンドロールムービーなどの演出用録画物)があることにご留意ください」と付け加えていた。弁護士ドットコムニュース編集部では、編集補助アルバイトや協力ライター(業務委託)を募集しています。詳細はこちらのページをご覧ください。関連サービス© Bengo4.com, Inc. 2005 - 2020 JASRACのビル(弁護士ドットコム撮影) JASRAC(日本音楽著作権協会)は9月上旬、結婚式や披露宴などで、同協会が管理する楽曲を複製する場合の「包括使用料」の導入に向けて、今年10月から1年間、実証実験をはじめると発表した。� 実は、結婚式を挙げる際にトラブルになる可能性は思っているよりも高いです。何百万円もかかる結婚式だからこそ準備期間も長く、その間に様々な人と関わることでトラブルになる可能性が高くなります。しかし結婚式のトラブルだからといって、どんな場合でも式場に原因があるとは限りません。結婚式のトラブルは、上記にある4つのパターンが多いと言われています。祝い事は、どんなことがあっても乗り越えられるという甘い考えでいてはいけません。人間は時間が経つと忘れてしまったり、発言が … jasrac管理楽曲を長期にわたって大量に無断複製したとして、結婚式用ビデオ制作企業のビデオソニックをjasracが提訴した。 音楽家をつかってたかりをやってるとしか見えないんだが逆です。音楽家が楽曲管理を委任して、たかりをやらせているのです。だから、結婚式で女友達が歌うような曲を、わさわざ、作るんだよね。あの手の曲を聞く度に脳内で「ちゃりーん」って音がする。逆に徹底的にやらないと背任になるよね。文句言ってるやつらは、音楽家の権利はどう思ってんだろうね?むしろ、今まで許していたということに寛大さを感じてしまったあるべき姿を目指していただきたいものです。契約書に書いてあるだろ、そういうのはだよなぁ。〇いままで余興のカラオケやプロフィールビデオ上映やBGM用CDの再生など「演奏」利用や、〇10月1日からの実証実験今回の実証実験は、利用する楽曲ごとに使用料などを算出するのではなく、1回の催物(披露宴など)で包括的に使用料を決める仕組み。対象の事業者に対し、オーディオ録音(進行用録音物)は1催物あたり5,000円、ビデオグラム録音(記録用録音物)は1催物あたり10,000円が包括使用料額となる。なので、「披露宴からも金をとり始めた」わけではなく、「JASRAC、結婚式での音楽利用に向けた著作権・著作隣接権使用料徴収の実証実験を行う」「まず9月2日から20日にかけて実証実験を行い」「今回の実証実験ではこういった利用について一定の使用料支払いで包括的に許諾を与えることを目指して」 一般的にこの手の包括契約は平均すると単品契約を個別にするより安い値段に設定されます。そうしないとだれも包括解約なんてしてくれないから。 というわけで、値下げプランを用意しましたよってことでしかないと思うのだけど、これまでの相場がどうなってるのとか誰か検証してるんですかね?ストーリー中にある2014年の記事のコメント欄だと複製1枚につき2,000円などとあるので、参加者にDVDを配る場合に10,000円で済むのは安心感があると思います。競争って大事ですね。その分、著作権者への分け前は減ると予想されますが、それは他の包括許諾も同じなので今更ですかね。「公正取引委員会、JASRAC に排除措置命令へ」 >今回の実証実験ではこういった利用について一定の使用料支払いで包括的に許諾を与えることを目指しており、JASRACを叩きたいだけの、ひたすらドス黒いグレー。ジュエルペットサンシャインのようにとんでもなくBGM使うというのはどうだろうか?著作権切れ or フリーの楽曲 + 音源だけで何か作れないかねぇ。最新の曲を入れるとかは無理だし結婚式とかには向かないかもしれないけど、観光案内とかの紹介ビデオには使えそう。「いらすとや」ならぬ「おんがくや」ですねそんなものがなくても、とっくにそうなってるような。。。「呼び込み君」を思い出した。何十万円以上もの大金を掛ける晴れの日に、音楽だけでも対価を支払わずに済ませたいという発想には流石の私もドン引き。流石の私もドン引き。誰?私さんだよ・・・>結婚式とかには向かないかもしれないけどその嫁とは結局数年で別れたがその結婚式のせいじゃない、はずだ。普通に素材集として売ってますが?その素材集ってJASRAC無視できるの?そりゃ著作権フリーの奴や素材としての利用許諾を取った奴が収録されて居ますから。もしかして音楽すべてがJASRACのものだと思ってる?> 雅楽演奏にも著作権料を求めてきたjasrac様この件、JASRACはそんなに悪くないというか、センセーショナルに煽りすぎてツイートが広まっただけでしょう。JASRACからの「コンサートでJASRAC登録曲使ってないか?使ったなら使用料を払え」という問い合わせに対して、(私自身、そういう問い合わせに対する回答は何度かしたことある。JASRACは上から目線で決めつけて連絡してくるけど、ちゃんと話せばわかるというかすぐ引き下がる。このネタのようなグダグダになったことはない)JASRACたたきって、ほとんどがデマとか思い込みで叩いてるのが多いと思う。そりゃ新作雅楽だってあるんだから、本当に著作権が切れているものしか演奏していないという証明が必要なのは当たり前だろ。そりゃな、世の中には「管理楽曲を使ってません」と言い張りつつしっかり管理楽曲使って利用料払わないで済まそうとする輩がそこここにいるから。「本当に使用していないなら、その旨の申請をきちんとしてください」と言われるのはご同輩の行動が原因だということだわな。使ってる可能性があれば「うちの管理曲使ってるなら申請して」って突っつくくらいはするだろここまで書いて気付いたけど、JASRACが叩かれるのって大体この手の「問い合わせ」での行き違いがきっかけだよねそれよりも著作権管理団体同士が競争する方向に持っていって欲しい。流石にJASRACのこれまでのやり口は卑劣の域に達してると思うよ。著作権管理団体同士が競争したら、競争の結果もっと徹底的に徴収され使用量も増加する(可能性がある)。彼らの顧客は著作権者なんだから。じゃ、何なんだろ?式場が金取ってるんだから分け前よこせってことでしょまあ『業』である事は確かと言わざるを得ない。身内しか集まらないなら、グレーかどうかでいちいち気を遣うより、でも「俺はカネを出してCDを買った!だからもうびた一文も出す必要はない!」って人は父の葬式の時に好きだった曲を流したのですが、葬儀場の明細にちゃんと楽曲使用料が葬式の場合は業者が包括契約してるでしょ。結婚式もそうしたらいいだけじゃないのって思うけどなあ結婚式、結婚披露宴で曲を流すことについても包括契約を結んでいる業者は多いと思いますよ。今回のは曲を流すことではなく、曲を複製(録音、録画)することが対象。複製については曲ごとの契約しかなかったので、新たに包括契約を導入する実験という位置付け。葬式のほうが不特定多数度は高いよな大抵葬儀屋の方がしっかりしている。先年なくなった母の葬式では母自身を含む合唱団が歌う曲のCDをかなり長い時間流していましたが、その分使用料はお安く... なってないよなあ、たぶん。その曲の楽譜がJASRACの管理下でなければな素人運営の二次会のほうが大きそう。讃美歌「いつくすみ深き」を流しているじゃないですか!ちゃんと支払ってください!結婚行進曲も著作権切れです。アンチ○○ってのは大体みんな○○憎しで盲目的になってるもんだけど、『NHKから(略』のおかげで、盲目的だったアンチNHK連中が、『JASRACから(略』ができたら、私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson