中央線快速電車の新しい旧型電車という大変珍しい転用が行われて大きく話題となった豊田車両センター・209系1000番台。ダイヤ改正に合わせて運用開始となったものの、限定運用が組まれているほか、高尾以西に行かないことが明らかとなっています。限定 中央線の12両編成化工事の予備車確保のため、2019年3月改正より209系1000番台2編成が常磐線各駅停車から転入して活躍しています。

209系1000番台が中央快速線へ転属することになり、既に実車が姿を見せています。中央快速線に増投入が必要な理由、209系1000番台の投入へ至る経緯を振り返ります。この記事の最新版についてjr車両動向に移行し、下記の記事にまとめています。
209系1000番台が中央快速線へ転属することになり、既に実車が姿を見せています。中央快速線に増投入が必要な理由、209系1000番台の投入へ至る経緯を振り返ります。JR車両動向に移行し、下記の記事にまとめています。文章は下に書き起こしています。中央快速線へのグリーン車連結が公式発表されたのは2015年2月です。2015年2月時点で中央快速線は58本配置・56運用でしたが、2015年5月には(青梅・五日市線向け)青459+659編成がH59編成に変更され、59本配置・56運用となりました。これは、同編成の転入がグリーン車組込準備工事に伴う改造工期の確保が目的だからです。単純に言えば、この20日で、引き通しの追加などのグリーン車組込準備工事をすればよいのです。(実際には改造箇所の制約や、キロ調整によるロス、検査時期の偏り、定期検査との並行作業による工程短縮も影響してきます。)しかし、その後グリーン車の連結計画が変更になります。「普通車へのトイレの設置」です。多くの転用改造でトイレ設置がクリティカルパス(一番工期を要し、工期を決定づける工程の経路)となっています。この80日をクリアするためには、通常の定期検査に被せて20日間を稼いだ上で、予備編成で60日程度を稼ぐ必要がでてきます。先ほどの通り、入場期間により所要編成は変わります。また、機能保全や車輪削正の合間など、入場予備以外にも予備があるため、2018~2023年度に追加で必要な予備編成は1~2本と考えられます。暫定転用では、置き換え中の車両を原資に転用するケースが多いですが、2018年時点での通勤車の新製は山手線向けE235系のみです。一方、常磐緩行線ではATOの搭載改造中の入場予備として、E233系2000代1編成(マト19編成)が2017年3月に投入されています。その他、上野東京ライン開業後は、京浜東北線で1編成が余剰になっていると思われますが、2編成をまとめて供出できる可能性があるのは、常磐緩行線だけです。例えば、209系1000代を武蔵野線へ移し、浮いたE231系0代を中央快速線へ移す案。運用終了後にE231系0代を武蔵野線へ移さなくてはいけないため、大雑把に言えば、直接転用の3倍の転用改造が必要です。次に、E235系を製造する案。よって、2023年の転用時に改造コストが多額になることが見込まれ、ここでのコストを抑えた場合は、その後の維持コストが上がってしまいます。最後に、M車を単独で代車とする案。これも最後に余剰車や異端車が発生する結末が避けられません。以上より、209系1000代の直接転用が一番コストが抑えられそうな印象ではありました。そんな中、2018年5月の大宮総合車両センター一般公開で、209系1000代の転入を示唆する掲示が。8月の入場時には、すでに玉突き転用を行う時間的余裕は無くなっており、直接転用を予測した方が多かったのではと思います。タイミングが重なり、誕生することになった中央快速線向けの209系1000代。11月上旬には出場することになるでしょう。性能試験や教育を経て運用開始となります。 また、半自動ドアの取り扱いがない点も大きいです。 従って、209系1000番台は固定運用とされる可能性が高いです。 また、 209系1000番台は 原則として東京~高尾間の限定運用となるはず(By八王子地本)ですので、そうなるとかなり運用は絞られてきます。 なぜ、209系1000番台が中央快速線を走るようになったのだろうか。 ... 紛れるように何食わぬ顔をして走っている209系1000番台だが、ドアの上にlcdがないことや自動放送が行なわれないことから早くもボロが出てしまっている様子。

JR東日本・中央線では、ホームドア設置・グリーン車連結の準備のため、早朝・深夜時間帯の運転体系が刷新されます。利用者・ファンの注目を集める新ダイヤが公開されており、従来とは異なる運転パターンの列車が運行されることがポイントとなります。深夜上りの三鷹駅行・早朝下りの三鷹駅始発など、2020年3月改正の大きな変更点の1つに、中央線快速電車ではグリーン車を連結するための準備工事が進められているほか、各駅停車ではホームドア設置の動きが加速しています。これらの時点で多くのファンから予想されていましたが、今回のダイヤ改正により系統分離が実施されることとなりました。従来は早朝・深夜時間帯にオレンジ帯のE233系を使用した各駅停車や、黄色帯のE231系を使用した三鷹駅以西直通列車が設定されていたものの、どちらも運行終了となります。中央線の歴史を遡れば、高度経済成長期の5方面作戦で複々線化が実施されて以来、この早朝・深夜帯の中央線運転体系が維持され続けてきました。総武線各駅停車との直通運行がほとんどでしたので、三鷹駅以東の区間を総武線……と呼ぶ一般の方も多かったですが、いよいよ完全な別系統となります。一般利用者にとっては各駅停車しか止まらない飯田橋〜東中野駅の各駅から武蔵境駅以西への乗り通しが出来なくなるので、これらの列車を狙って使っていたユーザーには不便な変更となります。三鷹駅で対面接続になれば……とも思いますが、用地・構内配線を考えればこの改良がされることは今後も考えられないのが残念です。運転体系としては三鷹駅跨ぎがなくなるためにスッキリとするものの、単純にそれぞれの入庫先を入れ替えた場合、中野・三鷹といった緩行線用車両の留置先が不足する計算となります。昨年度改正で209系1000番台2編成が新たに配置されていますが、これ自体は12両化・トイレ設置改造の予備車確保=同数が改造入場していることを考えると、こちらは大きな問題にはならないでしょうか。この数合わせの予想はファンから様々な憶測が飛び交っていましたが、少し意外な動きとなりました。従来2本設定されていた中野駅始発着・入庫運用ですが、改正後は上りの三鷹駅行きとして運行されます。三鷹駅からは上りの中野駅止まりの各駅停車が運行され、列車番号からE231系の運用となります。結局都心側の停泊を維持して、三鷹停泊運用が2運用組まれる……かと思いきや、定期回送を多く出すことによって入庫となりそうな運用を1運用としています。以上のように、三鷹〜武蔵小金井間を回送列車として走らせることで対処しています。武蔵小金井については留置数に余裕が生まれることを差し引いても、特に深夜の下りは需要がありそうな時間帯を回送列車として走らせていることを考えると、止むを得ず運転している……といった背景が考えられますね。21T運用についても、どこかの駅停泊とされている(中野駅や新宿駅)可能性もあり、この場合はこちらも回送列車が設定されることとなります。特急車両について、都心停泊の12両編成運用増加(夜のはちおうじ号12両で統一・翌朝の富士回遊号充当分)があったため、昨年改正で三鷹留置が増加しています。しかし、豊田車両センターでは快速線電車の12両編成対応工事が進められており、これが完遂するまではE353系の12両編成運用についても入線できないようです。そのため、消去法として先述の快速線電車の都心停泊分を武蔵小金井まで回送することで対処されたものと考えられます。特急系統の具体的な車両運用の考察までは行っていませんが、また、富士回遊号増発で付属編成の車両繰りが難しくなります(従来から配置数がギリギリ)。このため、利用者目線での座席数の変化がない列車についても、車両運用は変更点が多そうです。しかし、青梅線と豊田車両センターは9両しか入れない、三鷹車両センターはE231系の留置を増やしたいからE353系の留置を減らしたい……といった胸の内はありそうですが、特急車両の留置場所制約が多いため、快速線電車の定期回送で対処する……というのが今回ダイヤの特徴の1つでしょうか。特急車関係で三鷹・豊田・松本、各駅停車関係で三鷹と幕張……支社跨ぎ・路線系統跨ぎの車両運用の調整が必要ですので、定期回送の増加に関係各所の苦労が垣間見られます。ファン予想の多くに特急車両の留置先も大規模に変更すれば対応できるのでは?というものがありましたが、これは2020年度改正時点では難しかった背景も納得できます。今回新設された深夜帯の定期回送は短命に終わりそうですが、最終的には拝島駅電留線増加分などを含めた更なる運用体系変更が行われそうです。中央線の12両編成化工事の予備車確保のため、2019年3月改正より209系1000番台2編成が常磐線各駅停車から転入して活躍しています。一般の利用者からもちょっと古い電車……として注目を集めましたが、現在ではすっかり中央線の仲間入りとなっています。依然として車両の取り扱いの違いなどから限定運用が組まれており、2020年3月改正でも同様の運用番号の列車が設定されています。特に目立つ点として、既にダイヤ乱れなどによる代走で中央特快・青梅線直通運用、更には青梅線内運用と意外な一面を見せてくれている209系1000番台ですが、定期運用の設定は嬉しいニュースとなりますね。特に夕方の下り列車という順光時間帯ですので、写真撮影には嬉しい時間帯ですね(LED表示が目立たないという撮影者泣かせでもありますが……)。一方で、今回話題の三鷹駅発着のほか、本数もそれなりにある八王子発着など、行先表示の種類は少ないままです。半自動ドアボタンがないための運用制限は従来通りとなりますが、乗車・撮影の機会が増えます。VVVFインバータ制御黎明期のGTO素子を使用した車両も数を減らしていますので、209系ならではの走りを狙ってみてはいかがでしょうか。代走の可能性があるため、必ず209系1000番台が来るとは限りません。2編成配置/平日2運用(検査時等はE233系代走)・休日1運用平日を中心にE233系が充当される可能性があります。四ツ谷で中央特快運用に遭遇しました。なお、中央特快の新宿16:06発→(正)16:16発となりますYouTube=鉄道ファンの待合室資料館では、珍しい列車・話題の列車の走行動画を編集少なめで公開しています。チャンネル登録・通知ON・評価・コメントもぜひ♪各記事のSNS拡散、とてもうれしいです!その他支援については↓こちらからどうぞYouTube=鉄道ファンの待合室資料館では、珍しい列車・話題の列車の走行動画を編集少なめで公開しています。チャンネル登録・通知ON・評価・コメントもぜひ♪各記事のSNS拡散、とてもうれしいです!その他支援については↓こちらからどうぞ 209系1000番台に午後運用&中央特快運用新設.