!」というセリフ(上の画像参照)を残します。このシーンは、エースが圧倒的な強さを見せる名シーンです。そして、主人公ルフィが目指す「高み」にいるエースが印象的に描かれています。要するに一言で言うとエースが「かっこいい!」名シーンです。次は、エースの信条がわかる名シーンをいくつか紹介していきます。下の画像は、ワンピース56巻で海に出たサボが目の前で消えていくところをなす術なく見ているエースとルフィのシーン。エースは泣きじゃくるルフィに(というより自分に言っているのかも)こう言います。「おれ達は絶対にくいのない様に生きるんだ!いつか海に出て!思いのままに生きよう!誰よりも自由に!」この言葉はエースがその後も何度も口にする信条になります。出典: 下の画像のシーンは、ワンピース59巻で海賊に囚われたルフィをエースが助けにいったときのエースのセリフです。勝てるはずのない大人相手に立ち向かうエースの強い意志が現れている名シーンです。「一度向き合ったらおれは逃げない」この言葉には、エースのくいのない様に生きるという強い信条が彼を奮い立たせているのだとわかります。この後のエースも、絶対に逃げるという行為をすることはありません。出典: 下の画像のセリフは、ワンピース46巻で仲間殺しの黒ひげと戦うエースのセリフです。黒ひげの強さに劣勢のエースはそれでもボロボロになりながら戦い続けます。ここでもエースの信条「人生にくいは残さない」という言葉がでてきます。ところで「くい」は何故ひらがななのでしょうか?それに漢字を当てるとしたらきっと「悔い」という漢字ではなく、「杭」なのではないかと言われています。出典: その理由は、最初に子供のエースが言っていた「思いのままに生きよう!誰よりも自由に!」という言葉です。もし何かに屈したり逃げたりしたら、心に「杭」が残ってしまいそのあとも自由に生きることができないから。だからこそエースは誰よりも自由に生きるために人生に「杭」を残さないように絶対に逃げないと決めているのです。出典: そしてマリンフォード頂上決戦では生きるために逃げなくてはいけない場面で、上の画像のように赤犬に挑発されたエースは立ち止まってしまいます。頭では逃げないといけないとわかっていても、どうしても逃げることを許せないエースの信条がこの場面でも発揮されています。最期まで誰よりも自由に生き抜いたエースは、くしくもその信条が彼の命とりになってしまいました。出典: 実は、エースとルフィにはもうひとり兄弟がいました。ワンピース60巻で明かされる二人の過去編に登場するもう一人の兄弟サボ。いつも一緒の三人は海賊になるという共通という夢を持っていました。しかし三人とも船長になりたいと言っています。そこで、もし同じ船の仲間になれなくても三人の絆は「兄弟」として切れることがないという誓いを交わします。盃を交わした三人は切っても切れることのない「兄弟」の絆を結んだのです。みなさんは、エースの腕に刻まれている刺青について疑問に思ったことはありませんか?ワンピース18巻で初登場するエースの腕には、下の画像のように既に刺青が刻まれていますが、画像をよく見ると「ASE」とスペル間違いをして後から「ACE」と変えたように見えます。そそっかしい性格のエースらしい間違いにクスっと笑えてしまった読者も多いのではないでしょうか?出典: しかし、のちにサボというもう一人の兄弟がいたことでこの刺青の本当の意味が見えてきます。Sに×印がついているこのマークは、サボの使っていたサインだったのです。また、Cの真ん中に・があることから元々の刺青の形が見えてきます。つまり元々のエースの刺青はエースサボ・ルフィの頭文字をとった「AS・L」だったのではないでしょうか?なぜエースサボとルフィの間に・があるのか?それはサボの最後の手紙の「エースとサボが長男で、ルフィが弟」という言葉から、長男二人で弟ルフィを守ろうという約束の印であることがわかります。つまりエースの刺青は単なるスペルミスではなく、エースルフィサボの三人の固い兄妹の絆を表す深い意味が隠されていたのです。出典: 大人気キャラエースの死は、多くのファンが騒然とし涙しました。多くの人の記憶にしっかりと刻まれているエースの死。そのシーンを画像とともにもう一度振り返ってみましょう。運命のマリンフォード頂上決戦。エース処刑の時が刻一刻と迫る中、ルフィや白ひげがエース奪還に挑みます。出典: 一方でエースは、処刑台から命を張って自分を助けにくるルフィや白ひげたちの様子を見ていました。エースはそれを見ながら「仲間たちが血を流して倒れていくのに!おれは嬉しくて!! !涙が止まらねェ」と言って嬉し涙を流します。エースは元々ロジャーの息子として「鬼の子」と呼ばれて嫌われていたこともあり、自分は本当に生まれてきてよかったのか?と考えていたことがありました。出典: だからこそ、自分を慕って自分を命懸けで救おうとしてくれる仲間や家族がいることを本当にうれしく思い涙しているのです。このシーンは、自分は生まれてきてよかったんだと初めてエースが実感した瞬間です。このシーンを見た多くのファンは、きっとルフィがエースを救いだすと信じて疑わなかったことでしょう。そして、ルフィは無事エースを処刑台から引きずり下ろすことに成功しました。出典: あとはこの場から生きて逃げるだけ。そんな矢先にエースは赤犬の挑発を受け立ち止まってしまいます。そして、赤犬からルフィを庇う形でとどめを刺されました。体に大きな穴をあけられたエースは倒れ、泣きながら「愛してくれて、ありがとう!」という言葉(上の画像参照)を遺して息絶えます。エースの最期の感謝の言葉は、ルフィや白ひげ、そして仲間たちなど自分を愛してくれたもの全てに向けられた言葉でした。出典: 大人気キャラエースの死は、ファンにとっては衝撃的なものでした。エースの死を信じられないファンは多く、エースが実は死んでないのではないか?エースはなんらかの形で復活するのではないか?とエースがどこかで生きてることを信じるエース生存(復活)説が未だに囁かれています。しかしその一方で、エースはもう復活することはないというエース死亡説も囁かれています。ここでは、まずはエース死亡説から考察していきます。エース死亡説が囁かれている理由の一つは、エースが死亡してから時間が経過しすぎているためです。というのもマリンフォード頂上決戦でエースが死亡した回は第574話で、現在ワンピースは890話以上連載されており、実はエースが死んでから300話以上経過しているのです。ワンピースの世界では2年が経過しています。出典: また、現実の世界でもエースが死んだ回が掲載されてから8年もの歳月が経っています。こんなに時間が経っても、ワンピースの物語上でエースが生きてる(復活する)といった兆候は一切見られていません。そのためエースが死んだ当時は多くの人が囁いていたエースが生きてるとする復活説も、最近では絶望的ではないかといわれています。エースが死んでない(生きてる)ならばもっと早い段階で復活させるでしょう。出典: エース死亡説が囁かれている理由の一つに「悪魔の実は2つ以上存在しない」というワンピース世界でのルールがあるからです。悪魔の能力者が死ぬと、また世界のどこかにその能力を秘めた悪魔の実が復活する(下の画像参照)といわれています。そして、エースの死後「メラメラの実」が再生しました。このことからエースが死んだことが証明されています。またその実はサボが食べて、サボが次のメラメラの実の能力者となっています。エース死亡説が濃厚とされている理由の一つとして、ワンピース連載20周年記念として刊行されたワンピースマガジンでの作者である尾田栄一郎先生のあるコメントが挙げられます。尾田栄一郎先生は「エースの復活を描くことは仮の物語としてあったとしても、ワンピース世界の崩壊であり絶対無理」だと言っています。作者自身がエースの復活を否定していることから、エースの復活は絶望的であるといえます。出典: 尾田栄一郎先生がエースを復活させることは「ワンピース世界の崩壊」だと表現しているのは、ワンピースの世界では死んだ人は絶対に生き返らないというルールがあるからです。そもそもワンピースでは、過去の回想を除いて登場人物が死ぬということはほとんどありません。死んだと思われていた人物が実は生きてたという展開はありますが、確実に死んだ人間が生き返ることはありません。出典: つまり、エースが確実に死んだとするならばエースが生き返るということは絶対にありえないのです。しかし、もしエースが実は死んだとみせかけて生きてたならば、のちに復活することはありえるのかもしれません。ですが尾田栄一郎先生はエースの復活は絶対無理だと断言し、最大限許容される形でエースとルフィ、サボの再会を描いています。もし、エースがのちに生きてたとする展開があるのならこのようなことはしないはずです。出典: ここまではエース死亡説を徹底的に考察してきましたが、次からはエース生存(復活)説を徹底考察していきます。多くのファンがエースの死に涙し、エースの死を信じられない想いで目にしました。エースは生きていてほしいというファンの幻想とも思えるエース生存(復活)説ですが、それだけではなくそう囁かれるにはそれなりの根拠がある説なのです。ここからは、エースが死んでないと囁かれるその根拠を徹底考察していきます。ここからは逆にエースの生存(復活)説について考察していきます。まず、エースが死んでない(生きてる)とされる理由のひとつにエースが死んだときの描写があまりにも雑だということが挙げられます。というのも、マリンフォード頂上決戦においてエースとともに白ひげも死亡していますが、白ひげの死は大々的に新聞などで報道されています。一方で、エースの死はほとんど新聞などでクローズアップされていません。出典: また、エースの死はルフィが傷だらけのエースを抱えている1コマだけの描写(上の画像参照)で終わっているのです。のちにお墓のシーンはありましたが、そこで「エースは死んだんだぞ」と読者に語りかけるような形で描写を終わらせています。ワンピースの大人気キャラの死にしては、あっさりしすぎだという印象を受ける読者も少なかったようです。このことから、エースは死んでない(生きてる)のでは?といわれています。エースのお墓のシーンがあると前述しましたが、エースと白ひげの遺体はシャンクスが預かりとある島に埋葬したそうです。エースと白ひげのお墓はのちに登場しますが、肝心の埋葬シーンや葬式らしきシーンは一切描かれていません。墓前にシャンクスがひとり佇むシーンやサボが墓参りに訪れるシーンは存在していますが、二人の葬式シーンが一切ないというのは不自然なのではないでしょうか?出典: エースと白ひげの遺体を扱ったのがシャンクスであるという点も何かが隠されているのではないか?と囁かれている原因の一つでもあります。シャンクスは何かと謎が多い男ですし、実はこっそりエースの遺体に何かをしたのではないか?と疑われています。また、エースが死んだと明確にわかる描写が存在しないことからエースは死んでない(生きてる)可能性を捨てきれないのです。出典: エースが生きてる(死んでない)というエース復活説の理由の一つは、エースの出生の秘密にありました。ここでは明かされるエースの父と母、そして知られざるエース出生の謎に迫りながら、エースが生きてる(死んでない)とされる理由について考察していきます。出典: エースは海賊王ロジャーの息子であることが明かされています。そしてエースが生きてる(死んでない)と噂されている理由の一つは、エースが死ぬ回でエースが「ゴール・D・エース」であることが強調されていることです。エースが死ぬ回のタイトルは「ポートガス・D・エース死す」でこのようにフルネームで呼んでいるのはなぜなのでしょうか?タイトルが「ゴール・D・エース死す」ではないことに作者の意図を読み取れます。出典: またエースが死ぬ唯一の描写の後、下の画像のようにエースの出生のシーンが描かれています。そのシーンでエースの母ルージュが「この子の名はゴール・D・エース」と言っています。わざわざエースの死のシーンのあとにエースの出生シーンを入れる必要はないはずです。こういったシーンでよく目にする仲間たちの冒険シーンなどを入れるほうが自然なはずです。しかし、あえて作者はエースの出生シーンをここに入れてきました。出典: タイトルで強調するだけでなく、最後のシーンでも「ゴール・D・エース」の名を強調する理由は何なのでしょうか?作者が何を意図しているのかはわかりませんが、ここに重要なカギがあると考えられます。つまり、エースはタイトルにもあるように「ポートガス・D・エース」として死んだのはないでしょうか?もしかしたら、エースは死んでない(生きてる)ためなんらかの形で「ゴール・D・エース」として復活するのかもしれません。エースの父はゴール・D・ロジャー。そしてエースの母はポートガス・D・ルージュであることが明かされています。このエースの母ルージュですが、ロジャーの子を産むために執念でエースを胎内に20ヶ月も宿したのちに出産し、その後亡くなったとされています。ですが、最近ではこのルージュが生きてる(死んでない)のではないか?と噂されています。というのも、ルージュの正体がある人物ではないかと疑われているからです。出典: ルージュの正体、それはジュエリー・ボニーではないかといわれています。ジュエリー・ボニーはエースやルフィと似た大喰いの女で、色々と謎の多い人物です。ジュエリー・ボニーが何の実の能力者なのかは明かされていませんが、その能力はいくつかの戦闘シーンで見せておりおそらく「他人や自分の年齢を操作をする能力」であると推察されます。ジュエリー・ボニーの年齢は推定で22歳とされていますが、それは見た目の年齢です。出典: 自分の能力で自分の年齢を操作しているとしたら、ジュエリー・ボニーはもっと年上であることが容易に予想できます。またエースの母ルージュはエースを胎内で20ヶ月も宿したとされていますが、ルージュ=ジュエリー・ボニーだった場合年齢を操作する能力を使えばエースを20ヶ月もの間胎内に宿すことも可能になります。出典: さらに、ジュエリー・ボニーの不可解な行動として白ひげとエースが死んだという報せを聞いたジュエリー・ボニーは憤り「何もかもアイツのせいだ!すぐに探し出してやる!」と言い、黒ひげに戦いを挑みにいきます。これだけ見ると白ひげの関係者とも思えるジュエリー・ボニーですが、前述したエースの母であるという可能性も合わせて考えてみるとその憤りの理由と行動の辻褄がぴったりと合います。出典: またジュエリー・ボニーは南の海出身とされていますが、ルージュがエースを出産したのも南の島バテリラでした。これだけの共通点や不可解な行動が見られるジュエリー・ボニーとエースの母ルージュは、同一人物でないと考えるほうがおかしいかもしれません。つまりエースの母ルージュは、別の人物(ジュエリー・ボニー)として生きてると考えられます。出典: そしてこれは根拠のないただの仮説にすぎませんが、もしエースがジュエリー・ボニーの能力で胎内に20ヶ月もいたのなら、その間に普通の子と体のつくりが変わってしまったということもありえるのではないでしょうか?エースは赤犬に体の真ん中を貫かれて死んでしまいましたが、もしエースが普通の人間と違うのなら生きてる(死んでない)可能性もなくはないのではないでしょうか?そして最後に「ポートガス・D・エース死す」のタイトルの扉絵に注目してみてください。ナミとルフィがもぐらたたきで遊んでいるようなシーンが描かれている扉絵ですが、注目していただきたいのは「もぐら」です。もぐらはヨーロッパでは地下に棲む植物の精霊として扱われ、隠れた自然の支配者とされています。またもぐらは古代ギリシアから近代まで盲目であるとされてきました。出典: もぐらにはこのような意味が隠されています。そして、エースの死と結びつけて考えるとするならば、エースの死は盲目(真実ではない)で実はエースはもぐらのように隠れながら生きてる(つまり死んでない)ということも考えられるのではないでしょうか?出典: 少しこじつけのような見方ではありますが、ワンピースでは度々扉絵に伏線が仕込まれていることがあります。そのため、このように扉絵に伏線が仕込まれているという見方もあながち間違いではありません。つまり、扉絵に伏線があると考えるなら、エースが死んでないという可能性を期待してもいいのではないでしょうか?ここまではエースの死亡説と生存(復活)説の両方を徹底考察してきましたが、いかがだったでしょうか?では、ここからはエース死亡説と生存(復活)説の両方に共通する点を考察していきます。二つの説に共通する点、それはエースの「おれは死なねえ!」という言葉の意味です。エースはサボが死んだシーンなどでこの言葉を口にしています。出典: エースの言葉通りエースは死んでないと考えるとエース生存説に繋がりますが、ここで言いたいのはそういうことではありません。また、エースと同じ言葉を発している人物がもうひとりいます。それは、エースの実の父ゴール・D・ロジャーです。ロジャーは、相棒だったレイリーにも同じ言葉を言っていたのです。親子で同じ言葉を言っているのもすごいですが、ロジャーとエースは死なないと断言していたにも関わらず死んでしまいます。出典: ここで一度考えていただきたいのがワンピースという物語における「死の定義」です。死の定義といえばあの名言が思い浮かんだ人もいるでしょうか?そう、あのDr.ヒルルクの名言「人はいつ死ぬと思う?人に忘れられたときさ」という言葉です。つまり、ワンピースという物語において「人が死ぬのは、人に忘れられた時」なのです。つまり死というものは、必ずしも肉体的な死を意味しているわけではないのです。出典: つまり何がいいたいかというと、エースとロジャーは肉体的に死んでいたとしても彼らの意志を受け継ぐものがいる限り彼らが死ぬということは絶対にありえないということなのです。エースの「おれは死なねえ」という言葉にそういった意味があると考えられます。エースの意志は、今でもルフィやサボなど多くの仲間たちの胸にしっかりと受け継がれています。出典: つまりそういった意味ではエースは生きてる(死んでない)のです。ここまでエースの死亡説と生存(復活)説を徹底的に考察してきましたが、エースが肉体的に死んでいようと生きていようとその意志を受け継ぐルフィやサボがいる限り、エースは永遠に生き続けるのです。では、最後にもしエースが生きてたら死んでないとしたら?という本来ありえない物語を画像とともに紹介します。みなさんは、ワンピース20周年記念で刊行されたワンピースマガジンの「Special Episode Luff」という尾田栄一郎先生描きおろしの漫画があるのを知っていますか?この漫画は、マリンフォード頂上決戦時に記憶を失くしていたサボがもしも記憶を取り戻していたら?というifの物語です。出典: ここからは「Special Episode Luff」の物語を簡単に紹介しますが、これはあくまでもしもの物語。本編が変わることはありません。物語の始まりで記憶を取り戻したサボは、エースを助けにマリンフォードへ向かいます。そして、エースが赤犬に命を奪われるあの瞬間。急いで駆けつけたサボがエースの死を阻止し、ふたりを救出(上の画像参照)します。突然現れたサボにエースとルフィは、驚愕の表情を浮かべています。出典: 白ひげは本編と同じく死んでしまったものの、エースの救出に無事成功したルフィとサボ。三人は兄弟の盃を交わしたあの場所で、もう一度兄弟の誓いを交わします。「この先どこで何をやろうともおれ達は!兄弟だ!!