ハートページナビは介護の総合情報サイトです訪問リハビリテーションとは、専門職が自宅に訪問してリハビリを施してくれるサービス。訪問リハビリテーションとは、介護保険と医療保険の両方で利用できますが、ここでは介護保険サービスとしての訪問リハビリテーションを詳しく見ていきます。訪問リハビリテーションでは、利用者の心身機能の維持や回復を図り、可能な限り自立した生活を送ることができるよう、身体機能訓練や日常生活に直結した訓練、社会適応練習、家族の支援などが主なサービス内容となります。訓練だけじゃなくて家族へのアドバイスもあるのはいいね。身体が不自由でも日々の暮らしが快適になりそうだなあ。訪問リハビリテーションと似たサービスに、訪問看護を利用したリハビリがあるよ。一方、訪問リハビリテーションは、医師の指示のもとリハビリを行うため、どんな人が利用できるのかな?訪問リハビリテーションの対象となるのは、通院できる方の場合には、通所サービスの利用を優先されます。ただし、通所リハビリテーション(デイケア)だけでは在宅で自立した生活を送ることが難しい環境にある場合には、訪問リハビリテーションのみ、または併用して利用することもできます。訪問リハビリテーションを受けるための手順と、実際のサービス利用の流れを見ていくっポ。訪問リハビリテーションを利用する当日の流れは以下の通りです。詳しくは、事業所やケアマネジャーに確認してね。毎日来てくれたらいいけど……。でも費用も心配だなあ。介護保険では、訪問リハビリテーションの利用回数が決められています。1単位10円、1割負担の場合で計算。地域や負担割合により金額は異なります。上記のように、1割負担であれば、訪問リハビリテーションの基本サービス費は1回20分以上で292円程度(292単位)。40分であれば2倍の584円(584単位)、60分であれば3倍の876円(876単位)です。また、基本サービス費(292単位)にサービス提供体制強化加算(6単位)を加えて、1回20分298単位として表示している事業所や病院も多くあります。1単位はおよそ10円。利用料金は介護報酬の単位で決まっているっポ。この基本サービス費に、利用者の状態に応じたサービス提供や事業所の体制に対して、加算や減算が行われます。1週間に利用できる回数が決まっているんだね。医療保険と介護保険での訪問リハビリテーションは何が違うのかを見ていくっポ。訪問リハビリテーションは、医療保険と介護保険の両方でサービス提供が行われています。ただし、訪問リハビリテーションには、メリットも多いけどデメリットもあるっポ。訪問リハビリはメリットのほうが多そうだね!訪問リハビリテーションは、自宅で困難だと感じている行為に対してのリハビリをしてくれるよ。そうすることで、自宅での暮らしがしやすくなるし、より自分らしく生活することができるっポ。*自治体や事業所により、ここで説明した内容と異なる場合があります。詳細に関しては、必ず各自治体・事業所にお問い合わせください。  Copyright (C) PROTO MEDICAL CARE ALL RIGHT RESERVED. 心臓に栄養を与えている冠動脈に血液の固まり(血栓)が詰まって起こるのが急性心筋梗塞で、それまで大きな病気をしたことも、症状もなかった人が突然発症することも珍しくありません。以前は非常に死亡率が高く、救命されても平均2か月程度の入院が必要でした。幸い、現在はカテーテル治療(細い管を血管に挿入し、詰まった冠動脈を再開通させる治療)が進歩し、早期に適切な治療を受ければほとんど救命され、平均2週間程度の入院で退院できます。ただし、カテーテル治療が無事終わっても … なので、おおよそ1単位のリハビリを週3回ほど実施できます。 ところが… 昨年(2019年)からこの制度に大きな変化が見られました。 要支援・要介護者の維持期リハビリテーションの廃止(2019年4月~) 2020年7月18日(土)・19日(日) に開催される第26回日本心臓リハビリテーション学会学術集会の公式ホームページです。会場:福岡国際会議場・福岡サンパレス・福岡国際センター 会長:筒井 裕之(九州大学大学院医学研究院 循環器内科学 教授) さて、いきなりですが2020年というのはセラピストの皆さんにも関わりのあるとても重要なイベントがあります。 それは一体何でしょうか。 そう、 もう既に、詳細は決定しており厚生労働省のサイトから内容を確認できるので、興味ある方は一度ご覧になってみてください。 …いや。興味がなくても出来れば、せめて僕らの職域であるリハ関連の改正部分について必ず一度は目を通しておいた方が良いです。 とはいえ、診療報酬改定に関する内容の文言を見ると、言葉が堅苦しくて理解しにくかったりする部分も多少あるのではないかと思います。 そこで、今回から少し連載で『診療報酬』についてできる限り分かりやすくお伝えしていきます。 今後自分たちがどのように立ち回っていくかを考えるためには、まずは決められている制度や仕組みを理解することがとても大事になってきます。 第一回目の今回は  診療報酬とは、ざっくりいうと 例えば、皆さんが洋服を購入したり食事をする時それらには必ず値段がついていますよね? 実は医療現場にもこれと同様の仕組みが存在しています。  僕らが属している『リハビリテーション』をはじめ、MRIやCTといった『検査』、お医者さんによる『手術』も当然医療サービスの一部なわけです。 とすると、同じ医療だからといってこれらが全て同じ値段するなんてことはあり得ません。 一般的な買い物のように、商品が違えば値段が変わるのと一緒で、医療分野における各サービスもそれぞれ異なる金額設定になっています。  それが つまり、診療報酬というのは多岐にわたる医療サービス一つ一つが一体何円なのかというのを2年に1度、国(中央社会保険医療協議会:中医協)が見直しを行っているのです。 リハ専門職の人がリハビリテーションの診療報酬を知らないということは、八百屋さんが自分で売っている野菜の値段を把握していないというのと同じです。 昔のリハビリテーションの報酬制度は主に実施時間に基いて決められていましたが、平成18年(2006年)の診療報酬改定によって、 これは、その名の通り疾患別にリハビリテーション料を算定することで、対象となる疾患は以下のようなものが挙げられます。  上記に該当する疾患においては、皆さんご存知の ちなみに、この疾患別リハビリテーションは各疾患別に上限日数が決められていて、それを超えると記載されている点数での算定は原則不可能になります。例)脳血管疾患等であれば     施設基準(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)の決定は、『リハ室の面積』や『常勤するセラピストの数』、また『専任医師の存在』などこれ以外にも様々な規定があり、それを満たしているかどうかによって決まります。     これについてはちょっとややこしいので、これから説明していきます。 まず、算定日数を超えてしまった場合は ただ、この場合一ヶ月に行える単位数には上限が設けらており、それが なので、おおよそ1単位のリハビリを週3回ほど実施できます。 ところが… 昨年(2019年)からこの制度に大きな変化が見られました。  昨年(2019年4月)から算定日数の上限を超え、かつ要介護認定を受けている被保険者に対して疾患別の維持期(生活期)リハビリテーション料、つまり月13単位が廃止されることになりました。 ※要介護認定を受けていない人であれば算定日数を超えてもこれまで同様ひと月13単位までリハビリの実施が可能 これは何を意味するかというと、医療保険で行っていた これにより、昨年は多くの外来患者様がリハビリを卒業し、介護保険サービスによるリハビリへ変更を余儀なくされた人が多数出てきました。 実は、今回僕が最も伝えたかったのはこの部分です。 それでは、1つ皆さんに質問です。 ここまで診療報酬における各疾患別の点数をお伝えしましたが… 診療報酬における点数のうち“1点”は金額にすると一体いくらでしょうか?  とされています。 具体例を出して考えてみましょう。 例えば、あなたは とすると、あなたが理学療法として患者様に提供している1単位はいくらになるでしょうか? 245点×10円で、およそ ただ、多くの回復期病院だと恐らく一回の介入で3単位(1時間)行っていると思うので、その場合あなたが患者様に提供しているリハビリテーションの価値は金額にすると もちろん、医療保険によって患者様がこの価格を手出しすることはありません。 しかし、ここで考えなければならない事。 それは、あなたがいつも行っている一回のリハビリテーションには 私たちの職業って利益がそのまま報酬に換算される事が少ないので、お金に関してあまり考える機会がない業種ではないかと思います。 しかし、若いセラピストや学生の皆さんこそ、この事実は知っておく必要があるのではないかと僕は思っています。 なぜなら、最近リハ中に怠慢を働くセラピストが一定数存在している話をよく耳にするからです。 なぜこんなことが起きるのでしょうか。 原因は多岐にわたると思いますが、その一つとして僕が思っているのが、『自分自身の介入に目には見えないものの“金銭”が発生しているという自覚があまりにも薄い』からではないかと思っています。 これによりリハビリの質が低下するのは当然ですがもっと問題なのは、 となると、自戒も含めて皆さんに問いたいのは、 毎度毎度プラットフォームの上で思考が停止し、同じことの繰り返しになっていないでしょうか。 診療報酬が改定する今年。 せっかくの機会なので、ここで一つ自分自身の臨床を少し振り返ってみてはいかがでしょうか? 僕もこの記事を書きながら自分自身にこの問いをぶつけています。