「読み終わった後に嫌な気持ちになるミステリー」という意味のイヤミスという言葉がある。小説のジャンルを表すコピーとしては一定の支持を得て定着した感があるものの、作品の本質がボヤケてしまうような気がして、どうも好きになれない。 で、  裁判で判決も出ている過去の事件を探りつつ、その真相を知ることで、事件の本質がまったく変わったものになってくる。事務的に真実だけが語られる司法とは異なり、当時の状況を様々な人から聞くことで、事件の様相は一変する。それが、真尋と香の過去にも関連していることで、凄惨な殺人事件は、その意味を顕にして、登場人物たちの人生観にも影響を与える物語だ。 本作に登場する事件の悲惨さも、登場人物の過去も、彼女たちの人生に影を落としている。しかし、だからといってこの物語が単なる嫌な読後感を持つミステリ小説ということはない。むしろ、真実を知った登場人物たちが、過去のトラウマを自分の中で消化し、新たな人生観を持つためのきっかけとしていく、そんなドラマが描かれていると言える。 かように、 タイトルの 念のために補足しておくと、出版社自身は、決してこの作品を「イヤミス」というカテゴライズで売り出してはいない。しかし、読む方が勝手に湊かなえ作品に特定の期待を抱いて、そのように呼称している例が見受けられるということである。  しかし、読む方が勝手に湊かなえ作品に特定の期待を抱いて、そのように呼称している例が見受けられるということである。 落日 amazon.co.jp 1,760 円 (2020年01月20日 01:01時点 詳しくはこちら ) こんにちは! この後味の悪さがくせになるネイネイ()です。今回は、 湊かなえ さんの2008年のデビュー作品から現在までに出版された、 全作品を年代別 に一覧にしてまとめました。 まだ、読まれていない本があれば、これを機に読んでみてはいかがでしょうか。 現在、兵庫県 洲本市在住 現在、大学卒業後アパレルメーカーに就職して1年半勤務の後、淡路島にて主婦業と並行して執筆活動を行い、昼間は主婦業をこなし夜間の午後10時から午前4時ごろまで執筆に励んで、朝家族を送り出してから睡眠をとる作品を執筆するにあたり、まずはじめに登場人物の1人1人についてどんな人物かという「キャラクター設定」を頭のなかで構築する。最初にきちんと「キャラクター設定」を決めておくと登場人物それぞれが動き始め、その中のどこを書こうかなと取捨選択しながら書き進める趣味は登山。大学時代はサイクリング同好会に所属して自転車旅行で日本各地を旅し、社会人になっても続けられるアウトドアスポーツとして登山を勧められ、大学4年の時に登った「」内が湊かなえの作品 インタビュー. 推薦図書 私もこちらの小説で湊かなえさんを知り、初めて読みました。 最後の最後まで物語の展望が読めない所や著者独特のグロさが興味を惹くので、あっという間に読み終わります。 読後感はなんとも言えませんが、映画の方もオススメです。 2.少女(2009年) この『落日』でとってほしかったな〜と読んで思いました。(初候補となった川越宗一さんの『熱源』が受賞しました)。 他の候補の作家さんも初エントリーで、湊かなえさんだけはなんと4度目の候補。 Tweet 『落日』 著者 湊かなえ [著] 出版社 角川春樹事務所 ジャンル 文学/日本文学、小説・物語 ISBN 9784758413428 発売日 2019/09/04 価 … 先日、湊かなえさんの「落日」という作品を読みました。 散りばめられた伏線がラストに回収されてお見事! 残り数ページのところで電車が降りる駅に着いてしまったので、会社に向かう横断歩道の信号待ちの間に、続きを最後まで読みました。笑 読書に関する話題を集めました

文乃は章子の将来を考え、祖母の家に行った方がいいかもしれないと言いますが、章子にそのつもりはありません。 そこでこの話を断るつもりで、良太の実家に一人で行く章子。 自分の知らない父親に触れられて良かったと思う一方で、祖母は、 文乃が自分の父親と兄が家で寝ているのを承知 湊かなえ、『落日』と新たなる10年を語る . 湊 かなえ(みなと かなえ、1973年 - )は、日本の小説家。 広島県 因島市中庄町(現・尾道市因島中庄町)生まれ 。 武庫川女子大学 家政学部被服学科卒業。 2007年には金戸 美苗(かなと みなえ)の名義で第35回創作ラジオドラマ大賞を受賞した 。. 角川春樹事務所 ランティエ [インタビュー/レビュー] (ミステリー・サスペンス・ハードボイルド) 1. 湊かなえさんの前作「落日」でも思いましたが、どうも 主格となる人物の行動が極端なんですよね。 愛情の表し方が異常めいている。 だからイマイチ感情移入できない。 結局この物語で一番の悪人はお父さんであるのですが、彼は結局独白はなく