浸透圧の解説で良く用いられる模式図を下に示した。この図では,溶媒の分子が溶液に移動することで,溶媒側の液面が低下し,溶液側の液面が上昇する。 浸透圧というのは、さまざまな求め方があります。ファントホッフの法則を使っても止めたりもう1つの求め方があります。ファントホッフの法則はおそらく見慣れていると思いますが、実験から浸透圧を求める方法を知らない人が多いと思います。なので、今日は、浸透圧とは何か? 本研究では顔料組成、カレンダー掛けが液体浸透特性にどういう影響を及ぼすかをブリストー試 験法、超音波減衰率法によって考察したのでその結果を報告する。 2 実験 2-1 液体吸収試験 j.tappi 紙パルプ試験方法 no.51-87 に従ってブリストー試験を行なった。 šã‚’吸収してその振動、回転状態が変化します。 化学  オランダの化学者,ヤコブス・ヘンリクス・ファント・ホッフ( 1852 ~ 1911 年)が 1887 年に, 上 出 健 二* 1. 分子量の測定 沸点上昇,凝固点降下,及び浸透圧は,希薄溶液中では,物質の種類に依存しない法則が成立するという束一的性質を示す。従って,これらの測定により,実験的に溶質の分子量を測定できることが分かる。 沸点上昇,凝固点降下と分子量 高分子物質の分子量を測定する手法としては,光散乱法,浸透圧法,粘度法などがあり,これらでは分子量の平均値を得ることができます。 しかし,多くの高分子物質は,単一の分子量を持つではなく,複数の分子量を持つ同族体の集合です。 メンブレン式(膜浸透圧法)分子量測定装置 浸透圧を利用して絶対分子量を測定する装置です。 半透膜により測定セルは試料溶液側と圧力センサー側に分離されています。 圧力センサー側には純溶媒しか存在 …   ページの 代表的な高分子の分子量測定法 方法 型 平均分子量 有効な測定分子量範囲 膜浸透圧 絶対法 Mn 104~106 蒸気圧浸透法 絶対法 Mn <105 NMR 絶対法 Mn <105 光散乱 絶対法 Mw 103~5×107 X線小角散乱 絶対法 Mw 102~106 沈降平衡 絶対法 Mw,Mz 102~106 固有粘度 相対法 Mv 102~5×107 全サイトのページ: 第2図蒸気圧浸透圧計の原理図 し,平均分子量が1びよりはるかに大きくても低分子 量側に著しくすそを引く試料の場合には,膜を通過す る低分子量成分は浸透圧に完全には寄与しないので正 しい結果は得られない。 2・2.蒸気圧浸透圧法(vpo) 蒸気圧浸透圧法. るし,浸 透圧も適当な大きさであるので,浸 透圧が直接 的に数平均分子量を与えるほとんど唯一の手段となって いる。 3.浸 透圧計の原理 まず,浸 透圧測定の基礎的原理を示すために浸透圧計 の模型図を第1図 に示す.二 つの毛細管内の液面差編  ここでいう  は じめに 蒸気圧浸透圧法 (Vapor Pressure Osmometry, VPOと 略記) は溶液中の溶媒の活動度aoを測定する方法 の一つで, 蒸気圧降下現象を利用したものである。すな わち, それ自身は蒸気圧を全く示さない溶質を溶解した