退職理由は嘘をついても大丈夫なのでしょうか。この記事では退職理由の嘘がバレた場合はどうなるのかや、退職理由でバレやすい嘘を詳しくご紹介致します。また嘘でも印象が良い退職理由や、退職理由に嘘をついても大丈夫なのかなども詳しく解説致しますので、ぜひ参考にしてください。 介護の仕事をある程度経験していると、新人が入ってもすぐに辞めてしまうと感じることがあると思います。私自身も介護の現場で働いていますが、早い人だと1週間たたずに辞めてしまうことも多いです。新人がすぐに辞めてしまった場合、たいてい施設の職員は辞めた新人に問題があった様にうわさをします。たしかにすぐに辞めてしまうのは辞めた新人にも問題がある場合もありますが、半分以上は新人を受け入れる施設の職員に原因があります!半分以上施設の職員に原因がある!と言えるのは、新人を受け入れる施設の職員が、ここで紹介する7つのポイントを意識するかしないかで、新人職員が定着するか?それとも早々に辞めてしまうか?に大きな差が出てくるからです。ここでは、介護職の新人はなぜすぐに辞めるのか、新人が辞めずに施設に定着してもらう為に現場の職員はどうすればよいのかを7つのポイントを挙げて解説して行きたいと思います。 Contents 介護職の新人はすぐに辞めることをお話しましたが、実際にどの程度の新人が辞めてしまうのか、どういった理由で辞めるのかを紹介していきます。 介護労働安定センターの「平成25年度介護労働実態調査」では、介護職の離職者の勤続年数は1年未満が39.9%となっています。離職者のうち、約40%は新人のうちに辞めてしまっています。 【介護職離職者の勤続年数】    介護労働安定センターの「平成25年度介護労働実態調査」では、介護職の離職理由として「職場の人間関係」「職場の理念や運営方針」が半数以上を占めています。他の理由として「結婚や出産」「他の仕事が見つかった」「収入が少ない」などもありますが、期待を持って入社した新人が辞めてしまう理由としては「職場の人間関係」「職場の理念や運営方針」が大きな要因となっているといえるでしょう。   団塊の世代が75歳以上となる2025年、厚生労働省は38万人介護職員が不足するという推計を発表しました。38万人の介護職員が不足するという数字が示すとおり、介護業界は人手不足の状態です。転職・就職時の採用のハードルは低いといえます。比較的簡単に転職・就職が出来た故に、介護職の新人はここを辞めても次がすぐ見つかるだろうということが脳裏にあります。本当に自分に合うか?合わないか?を判断できる期間就業する前に、なんとなく合いそうも無いと思ってしまうとすぐに辞めてしまうのです。 新しい職場に転職・就職する人は、まったく知らない人間と関係を作って行く事や、まったく知らない場所で働くことに不安を持っています。そういった不安の中、あいさつや自己紹介をしてもそっけなかったり、未経験で何も分からない状態なのに厳しく叱責されたりすると、新しい職場に対して良い印象を持てなくなります。そういった職場職員に対する悪い印象の積み重ねにより、新しい職場に魅力を感じなくなり「職場の人間関係」「職場の理念や運営方針」といった分かりやすい理由と結びつけ、辞めていってしまうのです。    介護現場の職員は、入ってきた新人が職場にとっての宝である事を理解することが大切です。職員が一人増えるだけでも現場の仕事の負担は大幅に軽減されます。仕事の負担が軽減されると利用者への質の高い介護やレクリエーションなどのQOLの向上、仕事にメリハリをつける為の休憩・休息が得られるようになります。 介護の現場に新人がくると、多くの現場で早く一人前になってもらいたいと、こと細かに時には厳しく指導を行います。利用者を危険にさらさない為に時には厳しい指導も必要ですが、必要以上に厳しくする必要はありません。前述したように、介護職の新人は辞めようと思えばいつでも辞められると思っている事がほとんどです。そういった場合、高い負荷をかける新人教育は辞められてしまうリスクが高いです。まずは新人にとって良い印象を積み重ね、職場に来るのが楽しい!とまでは難しいですが、「また怒られにいくのか…」と憂鬱な気分で出勤させる事態にはならないようにしましょう。早く一人前になってもらいたいは気持ちからの詰め込み指導は、入社して最初の1か月は必要ありません。まずは、この職場ならばやりがいをもって仕事ができるかもと期待をもって貰うことが、未来の職員定着につながります。    介護職の新人は宝であり、未来の職場定着のために職場に良い印象をもってもらう必要があることを紹介しました。実際現場の職員が介護職の新人にどのように接すると良いのかを7つのポイントを挙げて紹介していきます。   第一印象は重要です。新人は最初の印象でこの人は頼れる人か?頼れない人か?を判断します。最初の自己紹介で上の空で興味なさげだったり、忙しいオーラを出している職員には後々も質問しにくいです。新人が疑問を解決しやすいように、最初の自己紹介の時に笑顔で「分からない事があったら聞いて!」と伝えることが、新人が働きやすい環境をつくります。 たとえ新人という立場でも、頼りにされると期待に応えたくなります。この職場に来てくれてうれしい、助かるといった事を伝えると、新人のやる気につながります。職員が毎日目を通す、連絡ノートや連絡ボードに歓迎していることを伝えるメッセージを書く、といったことも歓迎を伝えるには良い手段です。 介護職の新人は、全てが新しい環境で緊張の毎日です。緊張が継続した状態だと体調不良を引き起こしやすいため、体調を気にかけてあげましょう。自分のことを気にかけてくれる人がいる職場は、新人に働きやすい職場だと思ってもらう為の一因となります。 新人がどんな人間か興味を持つようにしましょう。前職のこと、なぜこの職場に来たのか、どこに住んでいるのかなど質問し、新人がどのような人間かを積極的に知るようにしましょう。新人という立場で誰かに興味をもたれて迷惑がる人間はいません。誰かに興味をもたれることは、新人にとって自分自身の存在の肯定となり、新しい職場で自分の居場所を見つけやすくなります。 利用者に良い介護を提供する為には、指導時に注意することも必要となります。ですが、注意や厳しい叱責ばかりではやる気にはつながらず、毎日の出勤が憂鬱となり、やがて行きたくなくなってしまいます。例えば何かの介助の指導をする際、注意とセットで褒められそうなポイントも見つけましょう。注意する際に、ここは直す必要があるけど、ここは凄くよかったよ!と伝えると良い印象が最後に残り、やる気につながります。 新人の将来に期待していることを伝えましょう。良いところを見つけて褒めると共に、将来は主任になるかも!と伝えるとそれに向かって頑張っていく原動力となります。誰にも期待されなければ、目指す先も見えにくく、やりがいも持ちにくいです。 入ってきたばかりの新人の陰口を言うのはやめましょう。「つかえない」などの陰口をいってしまえば、現場の職員間でその新人は「つかえない」印象が強くなってしまいます。そういった印象を持たれてしまうと、職員の当たりがキツくなったりするなど、間違いなく新人が働いて行きたい職場環境ではなくなってしまいます。何かが出来なくても、新人は出来ない事があたりまえです。「つかえない」と陰口を言うのではなく、どう指導すれば出来るようになるのかを話合いましょう。    離職者の少ない、ホワイトな施設探しに最適な転職サイト、しろくま介護ナビの紹介記事も良かったらご覧ください。     介護職の新人はなぜすぐに辞めてしまうのか、施設を辞めずに定着してもらうためにどうすればよいのかを7つのポイントを挙げて紹介させて頂きました。介護職の新人は定着率が低く、すぐに辞めても不思議はない不安定な状態です。現場の思いとしては、早く一人前になってもらいたい気持ちは大きいですが、辞められてしまっては元も子もありません。まずは入ってくれた新人に、この職場で働いて行きたいと思ってもらいましょう!介護職の新人は宝だと思い、1年後に定着してもらっている事を重視した指導や接し方を行うことが将来の施設の安定につながります。  未経験から介護職に!転職に失敗しない為の転職エージェント利用法を解説!介護施設の倒産件数が過去最高に?倒産の10の前兆と安心できる施設の条件ブログ良かった!と思ったら↓ポチっと支援お願いします!↓