楽器を始めたばかりの頃は、「練習曲選び」というのは大きな悩みのひとつになると思います。あまり難しすぎる曲を選ぶと途中で挫折してしまいそうだし、かといってどんな曲が初心者向けかは聴いてもいまいち分からないし……そんなバンド・楽器を始めたばかりの人に共通の悩み解決のお手伝いとして、今回は「ビギナー向けのおすすめ練習曲」をまとめて紹介します。挫折せず、自分のレベルや好きな音楽のジャンルに合わせて曲を選べるよう、それぞれの難しさや特徴もあわせて解説します。是非、個人やバンドでの曲選びの参考にしてみてくださいね!「バンド初心者の練習曲といえばこれで決まり!」と言ってしまっていいくらいの定番曲が、MONGOL800の名曲「小さな恋のうた」です。明るくてキャッチーなメロディ、軽快なリズムやサウンドが印象的なこの曲ですが、演奏はこれ以上ないくらい簡単な音で構成されています。ストレートなコード、ルート弾き主体のベース、基本的なビートのドラムと、どのパートも極限までシンプルな音づかいで、それでいて聴いていて元気が出るような疾走感があります。初めて曲で練習するときには、この曲を選べば間違いありません。アニメ「銀魂」の主題歌として有名なDOESの「曇天」。渋くてかっこいいストレートなロックソングですが、音の構成はシンプルで、実はビギナー向けの一曲です。単純な8ビートのリズムが主体になっているので、各自がしっかりリズムを崩さずキープができれば、音の動き自体にはしっかりついてこられるでしょう。人前でライブをするときにも盛り上がれる、おすすめのロックナンバーです。ASIAN KUNG-FU GENERATION、通称「アジカン」の代表曲「リライト」も、初心者バンドマンにおすすめの練習曲です。アジカンの曲はシンプルなフレーズを主体にアレンジやサウンドの構成で聴かせるものが多いのが特徴で、「ボーカル、リードギター、バッキングギター、ベース、ドラム」という基本的なバンド編成の、それぞれの役割を感じやすくなっています。曲によってはドラムがかなり難しめになりますが、この「リライト」はドラムも含めて全体的に初心者向けです。伝説のアニメ「けいおん!」の曲「Don't say lazy」は、特にアニソンが好きな人や、女の子ボーカルがいる初心者バンドの練習におすすめです。公式MVがないので中学生の女の子たちによるコピーバンドの動画になりますが、中学生とは思えない安定した演奏ですよね。ここまでしっかりした演奏はなかなか難しいかもしれませんが、見てもらって分かるように、動きの少ないストレートなフレーズが中心の曲です。難しい曲が多いアニソンの中では珍しく、楽器を始めたばかりでもおすすめの一曲となっています。洋楽をやりたい初心者には、伝説のオルタナティブロックバンドNirvanaの「Smells Like Teen Spirit」がおすすめです。実は邦楽と比べても単純な音づかいの曲が多い洋楽は、練習曲にぴったりのものがたくさんあったりします。誰もがどこかで一度は聴いたことがあるイントロやサビのフレーズも、パワーコードのくり返しなのに、ものすごく耳に残るかっこいい響きなのが印象的ですね。ビギナーでもエモーショナルな雰囲気を演出できるので、是非チャレンジしてみてください。アメリカを代表するパンクロックバンドGreen Day。そんなGreen Dayの底抜けに明るいパワー感が印象的な「American Idiot」は、洋楽らしいキャッチーでポップな響きがあって、文化祭などでも盛り上がること間違いなしです。パンクらしく音づかいはこれ以上ないくらいシンプルなので、一音一音しっかり鳴らしながら疾走感を出せれば、かっこよく決まります。2008年に活動休止して、2018年についに再始動した伝説のロックバンドELLEGARDEN、通称「エルレ」。そんなエルレの曲は、洋楽パンクやパワーポップを基調としたシンプルなサウンドで、実は意外と初心者向けだったりします。どっしりしたミドルテンポの中でエモいメロディが歌われる「Missing」は、かっこよさとシンプルさがうまく両立されていて、ビギナーの練習曲に向いています。熱い邦楽ロックが好きな人は、一度練習してみるのがおすすめです。夏フェスなどの邦楽ライブシーンで大活躍の人気バンド、KANA-BOON(カナブーン)。その代表曲のひとつ「フルドライブ」は、弾いていて楽しくなるような疾走感があって、ライブで披露しても盛り上がる一曲です。テンポが速くて4つ打ちのリズムが多いので、ドラムは少し手が忙しくなりますが、速いテンポの曲に慣れて、体力をつけるための練習曲としてもおすすめです。また、ギターソロなどは初心者にはハードルが高いかもしれないので、簡略化してもいいかもしれません。邦楽ロック界の若手世代を代表するガールズバンドになったSHISHAMO(シシャモ)。その大ヒット曲「君と夏フェス」は、爽やかで疾走感のある、かわいらしいロックナンバーです。シンプルなスリーピース編成のサウンドとキャッチーなメロディで、コピーしやすい構成になっていて、ビギナーの練習曲にぴったりです。これに限らずSHISHAMOの曲はシンプルなものが多いので、女の子ボーカルがいるバンでの練習におすすめします。ハイトーンボーカルとキャッチーなサウンド、そしてボーカル山村隆太さんの甘いマスクで、特に若い世代の女性から人気が高いflumpool。そんなflumpoolの曲は、文化祭やコピーイベントなどのライブで演奏したら、女の子ウケがいいこと間違いなしですよね。彼らの初期の代表曲「星に願いを」は、疾走感があって、それでいて演奏は難しいことをしないので、初心者でもコピーしやすくなっています。基本の8ビートが中心でバンド全体でも合わせやすいので、練習曲としておすすめです。いかがでしたか?「シンプルな演奏」「盛り上がりやすさ」といった観点から、初心者向けの練習曲を紹介しました。ジャンルやボーカルの性別など様々なタイプの曲を紹介したので、どれか気に入る曲が見つかったのではないでしょうか。楽器の演奏、バンドで合わせての演奏は、曲をこなせばこなすほど、ぐんぐん上達していきます。「〇〇(曲タイトル) cover」などで検索したら、どんな風に演奏すればいいのか分かりやすいカバー動画が見つかることもあります。さっそくコピーして、楽しい楽器ライフを進めていきましょう! 始まりの季節・春。「軽音楽部で演奏を披露したい」「会社の同僚と趣味でバンド活動がしたい」など、楽器を始めたり久々に手にするという方も多いのではないでしょうか。そんな方でもコピーしやすい、バンドで合わせるのにおすすめなj-popの楽曲をご紹介! バンド初心者だけれど、頑張って練習してステージに立ちたい!もう1曲仕上げたいけれど、本番まで時間がないから簡単で盛り上がる曲を探している!そう思っている方に向けて、初心者の方や練習時間が限られているバンドにもオススメな簡単かつ盛り上がる楽曲を紹介していきますね! ドラム初心者が練習に使える曲や、ライブで演奏できる簡単なロック・アニソンを紹介。まだドラムをやったことがなくても、ちょっとしか触れたことがなくても、1ヶ月ほどで演奏できる曲ばかり。さっそく、練習をしよう。 今日は『バンドで歌いたいボカロ名曲特集』です! ボカロのバンド曲というと難易度やジャンルもさまざま! 今日はそんなボカロ曲の中から初心者〜中級者向けのボーカルレッスンでもやったことがあるオススメ曲をまとめてみました!