8月13日、関東地方の各所で局地的な大雨・雷が観測されました。夏はにわか雨やゲリラ豪雨に見舞われる機会が増加します。「にわか雨」と「ゲリラ豪雨」、どちらの雨も一時的なものであるため、同じ気象現象を別の言葉で表現しているように感じるかもしれません。にわか雨とゲリラ豪雨には、何か違いはあるのでしょうか。気象庁は「降水が地域的に散発する一過性の雨。一時的に降る雨」と、にわか雨を定義しています。一方、ゲリラ豪雨に関していえば、気象庁は「ゲリラ豪雨」という言葉を予報用語として採用していないため、明確な定義はありません。ただし、一般的にゲリラ豪雨とは「局地的大雨」を指すと言われており、それを気象庁は「急に強く降り、数十分の短時間に狭い範囲に数十ミリ程度の雨量をもたらす雨」と定義しています。にわか雨や局地的大雨は、どちらも積乱雲によりもたらされます。それぞれ積乱雲の発達具合は異なるものの、発生の過程に大きな違いはありません。異なる点と言えば、やはり雨量でしょう。ゲリラ豪雨の定義は非常に曖昧ではあるものの、一般的には短時間だけ降る局地的大雨を指すと言われています。その雨量は1時間あたり100mmを超える場合もあるため、浸水害や土砂災害が発生することも珍しくありません。世界最新のレーダーなどの情報を使い、雨雲の発達を可視化させる技術があります。「ゲリラ豪雨による被害を未然に防ぐには、気象庁が発表する防災気象情報をまめに確認することも大事です。たとえ大雨警報や大雨注意報が発表されていなくても、突然周囲が暗くなったり、雷が鳴り始めた場合には、発達した積乱雲が近付いていることも予想されるため、十分な注意が必要です。屋外にいる際は、雨水が流入しやすいアンダーパス、氾濫のおそれがある河川、各都道府県が公開している土砂災害危険箇所などには、絶対に近寄らないようにしましょう。(アール)情報提供:IDEA Consultants,Inc.

大雨、豪雨ともに激しく大量に降る雨のことである。 一般的には大雨と豪雨の使い方に区別をしないが、日本の気象庁は使い分けている。気象庁では災害の恐れのある雨を大雨と呼び、過去に著しい災害に至った雨を豪雨と呼び分けている。 夕立ちとゲリラ豪雨。近年では夕立ちよりもゲリラ豪雨という言葉をよく耳にしますね。同じ雨なのに夕立ちと言ったりゲリラ豪雨と言ったり・・・、この2つの言葉は同じ意味なのか気になるところです。この記事では、そんな疑問を解消するために夕立ちとゲリラ豪雨の違いについて解説しています。2つの言葉はどういった場合に使われるか、同じ意味なのかを詳しく解説していますよ!他にも、2つの言葉が天気予報で使われていない理由を紹介しているので、夕立ちとゲリラ豪雨という言葉を理解できる内容になっています。また、ちょっとした息抜きに雨にまつわる言葉を紹介しているので、豆知識として読んでみてください!目次「ゲリラ豪雨」という言葉が使われ始めたのは1970年頃と古く、一般的に広く認知されてきたのは「新語・流行語大賞」のトップ10に選出された2008年ではないでしょうか。今では突発的な大雨のことをゲリラ豪雨と呼ぶのが一般的になってきていますね。似たような言葉で「夕立ち」がありますが、この2つの違いって何なんでしょう?後の項目でも解説しますが、夕立ちは名前にある通り「夕方」に発生するものを指します。つまり、それ以外の時間帯でも発生するものをゲリラ豪雨と呼んでいるのですね。例えば、正午を過ぎた時間帯に発生した突発的な大雨や、日の沈んだ時間帯に発生した突発的な大雨をゲリラ豪雨と呼んだりします。ゲリラ豪雨は、局地的に数時間続く大雨の事を指します。集中豪雨の一種なんですね。とはいえ、必ず上記のような大雨になることはなく、数十分で降りやむこともあります。ある日の昼下がりに、いきなり50mmを超える降水量の大雨が1時間以上も続き、駅前が冠水したというニュースを見たことはありませんか?このような災害に発展する様な大雨のことをゲリラ豪雨と呼んでいるわけです。さて、勘のいい方なら気付くと思いますが、ここまでの説明で矛盾しているのに気づきませんか?例えば、夕方の時間帯に災害に発展する様な大雨が降ったら・・・。夕立?ゲリラ豪雨?どっちか悩んでしまいますよね。この答えは後の項目で解説します。ちょっとモヤモヤするかもしれませんが、解説を続けますね!夕立ちとは、夏場の午後から夕方にかけて降る激しいにわか雨にことを指します。場合によっては雷や突風、雹(ひょう)を伴ったりします。ゲリラ豪雨と違う点として、数十分で降りやむため、災害に発展するほどの大雨ではないということです。夕立ちで災害となったという事例は聞かないですよね。ゲリラ豪雨と夕立ちの違いが分かったところで、前の項目の答えを発表しましょう!答えは「どちらでも正解」です。ゲリラ豪雨と呼んでも正解ですし、夕立ちと呼んでも正解です。「どうして?」と疑問に思いますよね。では、その疑問について次の項目で解説していきましょう。ゲリラ豪雨・夕立ちという言葉は気象庁が発表している天気予報では使われていません。理由として、2つの言葉では正確な情報を伝えられないためです。それもそのはず、ゲリラ豪雨と夕立ちという言葉には明確な定義がないためです。前の項目を見てみると、はっきりした降水量などが書いてありませんよね。正午から夕方とか、災害に発展するほどの大雨など、曖昧な表現しかしていません。ゲリラ豪雨や夕立ちといった言葉は、人によって受け取り方がバラバラなのです。結論から言えば、ゲリラ豪雨と夕立ちは同じです。発生のメカニズムも変わりありません。違いがあるとすれば、言葉のイメージですね。降り始めた瞬間に「数時間続くからゲリラ豪雨だ!」「数十分で降りやむから夕立ちだ!」なんてわからないものです。降り終わりまでの一連の状況で、ゲリラ豪雨か夕立ちかを言い換えているに過ぎません。明確な定義がされていない現状では、個人のイメージで使い分けるしかないのです。使い分ける際の参考となるのが、前の項目で解説したゲリラ豪雨と夕立ちの違いという訳です。まず、にわか雨とはどういうものなのか見ていきましょう。にわか雨とは、ある地域で短時間に突然の降り始めと降りやみが起こる一過性の雨のことを指します。そのうち、雨量が数時間で100mmを超えるような激しい雨を集中豪雨と呼びます。つまり、ゲリラ豪雨ですね。また、夏の午後から夕方にかけてにわか雨となりやすく、この雨のことを夕立ちと呼んでいます。にわか雨・ゲリラ豪雨・夕立ち、この3つは同じということが分かりますね。同じにわか雨でも、激しい雨のこと絵を「ゲリラ豪雨」、夏の午後から夕方に降るものを「夕立ち」と名前を使い分けているわけです。雨の名前の使い分けは他にもあります。日本には雨にまつわる言葉が400種類以上もあるというのですから驚きです。現在では耳にすることは少なくなりましたが、どの言葉も風情があっていいものですよ!あまりの種類の多さに同じ意味のものもありますが、気にしたら負けです。雨にまつわる言葉にはどのようなものがあるのか、いくつか紹介しますね!ここで紹介した以外にも、まだまだ雨にまつわる言葉はあります。様々な言葉を使うことで、昔の人は雨の情景を愉しんでいたのかもしれませんね。夕立ちとゲリラ豪雨、イメージや言葉を見ると全く違うものと感じてしまいます。ですが、どちらも「にわか雨」なんですね。にわか雨は、ある地域で短時間に突然の降り始めと降りやみが起こる一過性の雨のことを指します。そのうち、雨量が数時間で100mmを超える激しい雨をゲリラ豪雨、夏の午後から夕方にかけて降るにわか雨を夕立ちと呼びます。現在、ゲリラ豪雨と夕立ちには明確な定義がされていません。これから先、この2つの言葉に基準が定められれば、天気予報で夕立ちやゲリラ豪雨という言葉が使用されるかもしれませんね。【地震に備えた備蓄】被災した経験から実際に役に立ったものを紹介【増加傾向】豪雨による災害から命を守るための知識と対策を解説