主にクラロワ系の動画を投稿しているYouTuberと言えば誰を想像するでしょうか?今ではたくさんのプロプレイヤーがYouTubeに参戦しているので、自分の使っているユニットで有名なプレイヤーなどで好きなプレイヤーが別れますよね。 Column

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Interview 2018年、リアルタイム対戦型モバイルカードゲーム「クラッシュ・ロワイヤル」(以下、クラロワ)の会見で発表された「クラロワリーグ アジア」株式会社GameWithが運営する日本のプロゲーミングチーム。2018年3月の「プロリーグ」発足と同時に、「クラロワ」のプロチーム部門を設立し、活動を開始した。所属するチームメンバーは、「KK19212」選手、「shun」選手リアルタイム対戦型モバイルカードゲーム「クラロワ」のプロゲーミングチーム「GameWith」所属のプロゲーマー。現在高校2年生(2018年4月28日時点)過去の「クラロワ」ローカルランキングでは、ベストシーズントロフィー「クラロワ」は、8枚のカードで構成されるデッキを駆使し、3分間の対戦中、自分のタワーを守りつつ敵のタワーを攻める、リアルタイム対戦型モバイルゲーム。2017年には、初の「日本一決定戦」と「世界一決定戦」を開催。2018年は「プロリーグ」の発足もあり、スマホゲーム業界を牽引するゲームの1つに進化している。── 小さい頃はどのような少年でしたか?── ゲームで遊び始めたのは、いつ頃だったんですか?── 「クラロワ」は、どのようにして出会いましたか?その後、「クラロワ」を始めてみたら、1回の対戦が3分と短いので、1回勝ったら次も勝てると思いもう一戦、負けると悔しくてもう一戦と、── 「クラロワ」に誘ってくれたお友達は、今も「クラロワ」をやっていますか?── ご両親に「プロゲーマーになりたい」と話した時は、どんな反応でしたか?でも、僕は「どうしてもプロゲーマーになりたい」と話をして、両親には納得してもらいました。今は、両親から「勉強をきちんとやるなら、プロゲーマーになってもいい」と言われています。── 「クラロワ」と勉強を両立するために、気を付けようとしていることはありますか?── プロゲーマーになるにあたり、20勝チャレンジ特に、2016年7月にゴブリンバレル▲「KK」選手が得意な枯渇デッキ。「クラロワ」内のバランス調整── 「クラロワ」は、いつもどのくらいやっていますか?── 「GameWith」のチームメンバーは、昔から知っている仲だとお聞きしました。会って話してみた時に印象などに変化はありましたか?「ユイヒイロ」選手も、第一印象とその後の印象で変化はなく、落ち着いている人だと思いました。── 4人での練習は、どのようなことをやっていますか?── 「KK」選手は、枯渇デッキを使用しているイメージが強いのですが、他のデッキの練習はしていますか?最初、僕は、枯渇デッキだけ極めておけば良いと思っていたのですが、プロゲーマーの世界はそんなに甘い世界ではないと思い、他のデッキの練習にも取り組むようになりました。僕を知っている「クラロワ」ユーザーからすると、僕は枯渇デッキのような低コストデッキのイメージが強いと思うのですが、そのイメージとはまた違ったデッキもこっそり練習しています(笑)。── 「GameWith」のチームメンバーは、どのような役割ですか?── 「KK」選手は、チームの中でどのような役割を担っていきたいですか?── 「GameWith」は、どのようなところが強みだと思いますか?── これから、どのようなチームにしていきたいと思いますか?── 「KK」選手が「プロリーグ」でマークしている日本のチームや選手はいますか?あと、「DetonatioN Gaming」── 2人と戦ったことはありますか?ただ、今までは、1対1のマルチプレイで僕と日本人がマッチングした場合は、勝敗を引き分けにしていました。でも、僕はプロゲーマーになって、もっとプレイヤースキルを上げたいので、これからは引き分けにすることはやめて、真剣に戦うことにしました。ちなみに、先程「みかん坊や」選手とマルチプレイでマッチングして勝ちました(笑)。「プロリーグ」に向けて、良いプレッシャーになったかと思います。(2018年4月28日時点)── すでに駆け引きが始まっていますね。海外選手でマークしているチームや選手はいますか?お互いにMirrativで配信をしていたところ、話すことが多くなりとても仲良くなったので、韓国戦で実際に会うのが楽しみです。── 過去に「July」選手と戦ったことはありますか?「KING-ZONE DragonX」と対戦する時に「July」選手が出場することがあれば、ぜひリベンジしたいです。── 「クラロワ」の良いところは、どんなところだと思いますか?積極的に各地で「クラロワ」オフ会が開催されていて、コミュニティが活性化されているのも良いところだと思います。さらに、今までの僕なら、同じゲームで遊んでいるというだけで、個人情報が入ったLINEなどの連絡先の交換をするなんて考えられませんでした。でも、「クラロワ」ならオフ会で会ったこともあるので、安心して連絡先の交換ができ、ゲーム内の友達とたくさん話せるようになったことで、より仲良くなれました。── 「クラロワ」は、どのような人が向いているゲームだと思いますか?今は高校2年生なので、2019年には大学の受験勉強が始まります。両親からも受験勉強に入る前の1年限りという条件で、プロゲーマーになることを許可してもらっているので、1年後の未来はまだ分からないです。── 最後に、今後の目標と意気込みを教えてください。以前のインタビュー記事も掲載中!こちらも合わせてご覧ください。※1 クラロワリーグ アジア:フィンランドのSupercell社が主催するプロゲーマーのみのリーグ戦。リーグ戦は、プロチーム同士がそれぞれに対戦を繰り返し、対戦結果を総合した成績によって順位を決定する対戦形式。※2 shun選手:リアルタイム対戦型モバイルカードゲーム「クラロワ」で、「GameWith」に所属しているプロゲーマー。※3 アマテラス選手:リアルタイム対戦型モバイルカードゲーム「クラロワ」で、「GameWith」に所属しているプロゲーマー。2017年に開催された日本一決定戦では2位、同年に開催された世界一決定戦に出場。※4 ユイヒイロ選手:リアルタイム対戦型モバイルカードゲーム「クラロワ」で、「GameWith」に所属しているプロゲーマー。※5 ZEROS選手:リアルタイム対戦型モバイルカードゲーム「クラロワ」で、「GameWith」に所属しているプロゲーマー。2017年に開催された日本一決定戦では3位。2018年6月に加入したため、「shun」選手のインタビュー内のメンバーには含まれていない。※6 トロフィー:「クラロワ」におけるマルチプレイの勝利ポイント。(マルチプレイは後述)※7 枯渇デッキ:「クラロワ」のデッキの一つ。低コストのユニットを主体としたデッキで、対戦相手が持っている呪文を枯渇させて自身の攻撃を通すデッキ。※8 任天堂株式会社が2004年に発売した携帯型ゲーム機。※9 ポケットモンスター:株式会社ポケモンから発売されているゲームソフトの総称。この記事では、ポケットモンスターシリーズの全作を通して「ポケモン」と記載。※10 20勝チャレンジ:「クラロワ」内のゲームモードの一つ。3敗する前に20勝をするチャレンジモード。※11 1000人大会:「クラロワ」内のゲームモードの一つ。1000人まで大会に入ることができ、1時間の間に多くポイントを集めた人が勝者となるチャレンジモード。※12 ゴブリンバレル:「クラロワ」のカードの一つ。3コストの呪文カード。※13 バランス調整:「クラロワ」におけるカードの強弱の調整を行うこと。※14 協力バトル:「クラロワ」内のゲームモードの一つ。2対2のバトルが出来る。※15 PONOS Sports:ポノス株式会社が運営する日本のプロゲーミングチーム。※16 みかん坊や選手:リアルタイム対戦型モバイルカードゲーム「クラロワ」で、「PONOS Sports」に所属しているプロゲーマー。2017年に開催された日本一決定戦に出場。※17 DetonatioN Gaming:株式会社Sun-Genceが運営する日本のプロゲーミングチーム。※18 koo選手:リアルタイム対戦型モバイルカードゲーム「クラロワ」で、「DetonatioN Gaming」に所属しているプロゲーマー。※19 マルチプレイ:「クラロワ」内のゲームモードの一つ。世界中のユーザーと対戦が出来る。※20 KING-ZONE DragonX:韓国のプロゲーミングチーム。※21 July選手:リアルタイム対戦型モバイルカードゲーム「クラロワ」で、韓国の「KING-ZONE DragonX」に所属しているプロゲーマー。※22 Mirrativ:スマホ画面をそのまま生配信・録画できる生放送・実況配信アプリ。※23 クラン;「クラロワ」内のコミュニティ機能。50人までクランに入ることができ、クラン内でカードの寄付をし合えたり、クランメンバーの対戦を見たり、フレンドとバトルすることが出来る。※24 フレンドバトル:「クラロワ」内のゲームモードの一つ。「クラロワ」内で作った友達とバトルが出来る。ユーザー登録(無料)することで、この機能を使うことができます。いただいた内容は担当者が確認のうえ、順次対応いたします。個々のご意見にはお返事できないことを予めご了承くださいませ。コメントしてみようログインするとこの投稿は多数の通報を受けたため、非表示にされています。 「クラロワリーグ アジア2019」シーズン1でPONOSと優勝を争い、惜しくも準優勝に終わったGameWith。優勝まであと一歩届かなかった悔しい結果で終わってしまったが、その実力をいかんなく見せつけたシーズンとなった。その中でもGameWithを牽引したのが、誰もが認めるエース、KK選手。1v1で数々の強敵をなぎ倒した活躍はファンの目に焼き付いていることだろう。今回は、オフシーズンに入ったばかりのKK選手にシーズン1の振り返りを含め、インタビューしてきた。GameWith所属。主に1v1で起用され、クラロワリーグ アジア2019 シーズン1でチームを準優勝へと導く活躍を見せた。枯渇デッキを得意とするが、リーグでは他のデッキも多用。プロ選手の中でもトップレベルの実力で白星を重ねた。――プロとして2年目に入りシーズン1を終えました。昨年と比べてやりやすかったところ、慣れてきたところはありましたか?KK:それを知ることができたので、今年は本気度が上がったというか、昨年以上に真剣に取り組むことができたと思います。――昨年は初めてのことだらけだったでしょうから、大変な部分は多かったんじゃないかと思います。今年はチームの体制が変わりましたが、チームとしてうまくいったと感じることはありますか?KK:――今さらな話になってしまうかもしれないのですが、ご自身がプロゲーマーになるなんて考えていなかったですよね?KK:ただ、ゲームに限らず何かで世界で一番になりたいなとは漠然と思ってました。自分が世界で一番になれる何かを見つけたいなと。実は、もともとゲームは長続きしないタイプだったんですよ。クラロワが初めて長続きしたタイトルです。それでプロの選手にまでなるとは、始めた頃は思いもしませんでした。そもそも、当時eスポーツのことも知りませんでしたし。――クラロワはいつ頃から始めたんですか?KK:――ということは、3年間は続けているんですね。今は高校3年生ですが、プロ選手として活動すると学校との両立で大変なことがあるんじゃないかと思います。KK:なので、たまにプロ選手としてではなく、1人の普通のプレイヤーとしてゲームを楽しみたかったと思うことはありましたね。それでも、今はプロの選手としてやってて良かったと思ってます。――Twitterで見かけて驚いたのですが、クラロワでフレンドになれるようにFacebookで友だち申請を受け付けていましたよね。実は私も申請して承認していただきました。終了〜✋ — KK19212 (@KK19212_Cr) KK:ゲーム内のフレンド招待機能だと200人という上限があるんですけど、Facebookの友だちはクラロワと連携すると自動的にフレンドになれるので利用しました。Facebookは5,000人まで友だちになれるので、より多くの人とクラロワのフレンドになれるので。――つまりは5,000人のフレンドがいるということですよね。バトルを始めたらかなりの人数が観戦しているのは?KK:それでも、数十人は毎回観戦していますね。――単純にKK選手のプレイは見てみたいですし、参考になると思うので対戦中なのを見かけたら観戦してしまいます。KK選手は誰かの対戦や動画を見ることはありますか?KK:クラロワって、プレースタイルで極端に覆るゲームじゃないんです。それよりも、デッキの相性に左右される部分が多いんですよ。相手のデッキに強いデッキを当てることができるかどうかが大事で、そこも実力だと考えています。――なるほど。そういう意味では、1つのデッキが極端に上手いことより、いろいろなデッキを使えることの方がいいと。KK:――確かに、シーズン1を振り返ると、枯渇以外にも幅広いタイプのデッキを使っていました。使えるデッキを増やすことは意識していたと。KK:ただ、使うデッキの種類は少ないけど好成績を残している選手もいるので、どっちのタイプがいいのかは正直まだわかりません。基本的にクラロワリーグの各Setは基本的にBO3(※)で勝敗が決まります。なので、使うデッキは最大でも3種類。いろいろなデッキを使えても、そこで“何を使うか”の方が重要になってくると思います。――今はオフシーズンになりますが、どのようにして過ごしていますか?KK:外出する日とか、あんまりプレイしない日もありますが、1日中ずっとやってる日もあります。――次のシーズンやその後に向けて練習している感じですかね。KK:シーズン1では初戦の1v1で負けてしまったんですが、その後の1v1は全勝しています。なので、次のシーズンで優勝はもちろん、全勝もできればいいなと。それ以上はないので、まずはそこを目指します。試合での集中力が足りないと感じることが結構あって、そこは課題ですね。とにかく考えて、先の展開を予想してプレイするようにしています。試合でいつも以上のパフォーマンスを発揮できるようなプレイヤーになりたいですね。1v1やKOHで勝ちを積み上げ、チームをプレイオフのファイナルまで牽引したKK選手。しかし、ファイナルの相手PONOSとフルセットの接戦の末、準優勝でシーズン1を終えた。続くインタビュー後編では、その時の心境へ迫っていく。写真・大塚まり