『くちびるに歌を』(2015)は2015年に公開された原作は中田永一による小学館発行の同名小説であり、小説は小学館児童出版文化賞を受賞のほか、2012年本屋大賞第4位に入賞しています。ぴあ映画の新作映画を対象としたさらに、生きる意味についても問うた感動的な青春映画『くちびるに歌を』(2015)について、あらすじと感想、作品の魅力をネタバレを交えて紹介していきます!目次タイトル:くちびるに歌を監督:三木孝浩©︎アスミック・エース長崎県五島列島のとある中学校の合唱部。その合唱部で顧問をしていた音楽教師の松山ハルコは産休にはいることになったため、代わりの臨時音楽教師として柏木ユリを東京からよびよせる。柏木ユリはハルコの代わりに合唱部の面倒をみることに。しかし、その美貌から男子の入部希望者が殺到。女子だけであった合唱部には桑原サトル、向井ケイスケ、三田村リクなど男子が入部。かつては天才ピアニストだったと噂されたが、ピアノを弾こうとしない不愛想なユリ、ユリが目当てで入っただけの不真面目な男子部員。合唱コンクール出場を目指す合唱部に暗雲が立ち込める。©︎アスミック・エース冒頭でも紹介しましたが、『くちびるに歌を』(2015)はでは、どこがそれほど感動できるのか。大きく分けて上記の3つがあげられます。そのなかでも一番大きなポイントは1番にあげた本作のキーパーソンとなるのが、柏木ユリ、桑原サトル、仲村ナズナの3人。過去に最愛の恋人を事故で亡くし、自分を責め続けてピアノからも逃げていた柏木ユリ。母を病気で亡くし、父親にも捨てられ、「自分なんて生まれてこなければよかった」と悩む仲村ナズナ。「自分が生まれてきた意味は兄を支えること」だと思い、自閉症の知的障害を抱えた兄を支える引っ込み思案な桑原サトル。この3人を軸にしてストーリーが展開していき、それぞれが合唱を通じて成長していく姿、ギクシャクしていた柏木ユリと生徒達が互いに寄り添っていく姿が合唱コンクールで歌われる曲自体、練習に練習を重ねてきた部員たち、不仲だった女子と男子が協力し合うようになっていく過程、心を開かなかったユリが部員と打ち解けていく姿。それらがこの1曲に凝縮されています。『くちびるに歌を』(2015)を観終わると、絶対、『手紙〜拝啓 十五の君へ〜』を聞きたくなりますし、改めてこの曲がぜひ、聞いてみてください!物語の舞台となっているロケ地は五島列島を中心に全編に渡り長崎県で行われたとのこと。海の見えるシーンも良いのですが、一番心に残った美しいシーンはそこで合唱練習したりするのですが、青空と緑がとても映え、さらに風がそよいで大自然を感じさせる、きれいで印象的なシーンとなっていました。また、五島列島に行きたくなってしまいますね。©︎アスミック・エース合唱コンクールで『手紙〜拝啓 十五の君へ〜』を歌うシーンも感動的でしたが、そのシーンとは、会場で聞くことのできなかったアキオのためにサトルを含めた合唱部員、そして他の中学の合唱部員もいっしょになって歌うというシーン!次々と合唱の輪ができていくシーンは胸に響きました。ちなみに、この最後の歌となる挿入曲は教科書に載っていたり、合唱したことのあるかたも多いのではないでしょうか。素敵な曲ですね。また、エンディング前となるユリと合唱部員の別れのラストシーンも素敵でした。サトルの兄、彼は俳優、映画監督、ロックバンド・黒猫チェルシーのボーカル(2018年活動休止)を務めるというミュージシャンでもあります。自閉症という知的障害を抱えた難しい役柄でしたが、見事に演じていました。きっと相当な努力をしたに違いありません。ちなみに、『くちびるに歌を』(2015)以外には、続きを見る©︎アスミック・エース『くちびるに歌を』に何度か出てくるの詩のセリフは心に太陽を持て    山本有三・訳(改定版)心に太陽を持て。唇に歌を持て、苦しんでいる人、そしてこの詩を選び出し、信長貴富が『くちびるに歌を─Hab’ ein Lied auf den Lippen─』という題名で2005年に東海メールクワィアーの委嘱により、男声合唱組曲として作曲しました。もしかしたら原作者の中田永一はこの詩の内容も作品のメッセージとして取り入れたのではないでしょうか。心に太陽を持って前進していきたいものです。『くちびるに歌を』(2015)の評価・レビューを紹介していきます。映画レビューサイトでのレビューをいくつかまとめると、など3つの映画レビューサイトの平均点数は個人的にも心温まる良い映画だと思うので、4.0をあげてもいい作品だと思います。五島列島のきれいな風景、素晴らしい合唱、心温まるストーリーが魅力的な『くちびるに歌を』(2015)。合唱部員の少年少女が成長していく姿は素敵だし、柏木ユリが辛い過去を乗り越えていく姿も勇気づけられ感動的でした。彼らの方言もなんとも可愛らしくて魅力的です。原作では、また違った内容になっていますし、映画と変わらず、おもしろい青春小説となっているのでぜひ原作も読んでみてください! 続きを見る Amazonで中田 永一のくちびるに歌を (小学館文庫)。アマゾンならポイント還元本が多数。中田 永一作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。またくちびるに歌を (小学館文庫)もアマゾン配送商品なら通常配送無料。 声のみの出演 『それを知った校内では柏木の美貌目当てに合唱部に入部したいという男子生徒が続出し、桑原サトル・向井ケイスケ・三田村リクらが入部したが、もともと合唱部には女子しかおらず、以前から合唱部に所属していた仲村ナズナ・長谷川コトミ・辻エリなど、受け入れる側の女子生徒と軋轢が生じる。さらに、柏木は7月にその一方、柏木は課題曲「監督の三木は映画化にあたり、生徒たちの15年後が柏木になるような物語、15歳の自分と大人が交わす往復書簡のような映画にしたいと構想していた。新垣を柏木役に起用した理由としては、新垣が先生ぽくない人だからとし、まだ大人になりきれない柏木が生徒と向き合ううちに大人になっていく柏木を求めているからとしている。また、新垣の明るいイメージとのギャップも大事なことだったとしている撮影は2014年7月より約2か月をかけて、映画のキャンペーン中には女子部員7人(恒松、葵、柴田、山口、朝倉、植田、高橋)がアイドルユニット・Lips!を自主的に結成主要なキャストについては、映画公式サイトの「キャスト」を参照中五島中学校教師 映画「きみの瞳が問いかけている」が、2020年秋に公開されます。 2011年に韓国で公開された映画「ただ君だけ」を原作に、 日本版としてリメイクされた作品 です。 吉高由里子さんと横浜流星さんが w主演 を務め、豪華俳優陣が脇を固めた注目作!. 『君の膵臓をたべたい』は2017年に公開された青春映画。 原作は『キミスイ』の略称で親しまれ、累計260万部を突破した住野よるの大ベストセラー! 映画も興行収入35億円を突破するヒット作となりました。 ... 仲村家 『リリーのすべて』(2015)はイギリス、アメリカ、ドイツが製作国となっている恋愛・ドラマ映画。 主演はエディ・レッドメイン、ヒロインはアリシア・ヴィキャンデル。 妻を演じたアリシア・ヴィキャンデルは ...

その他 桑原家 中五島中学校合唱部 中学生のNコン(NHK全国学校音楽コンクール)の物語なのだが、全国に行くぞ!とか日本一になるぞ!というようなスポ根的な合唱の物語ではなく、悩みを持った二人の生徒、気弱な桑原サトルと男性嫌いの仲村ナズナの視点を中心にした中学生活と合唱部の話になっている。十五年後の自分に向けてて書かれた手紙が章の間にのっているので、読者は登場人物たちの本音や内面に抱えている葛藤を知りながら読んでいけるので、中学生の彼らに寄り添うような感情で読んでいける所が魅力として挙げられる。 ©︎Universal Studios 全世界累計発行部数1億部以上のベストセラー小説を映画化した『フィフティ・シェイズ』シリーズ。 本シリーズは美しい映像、オシャレな曲、刺激的な愛で魅了してきました ...